平成30年3月26日の記者会見

本日は、平成30年4月1日付け人事異動の概要について申し上げたいと思います。
平成30年4月1日付け人事異動の概要
今回の人事異動は、第6次総合計画後期基本計画の中間年として、これまでの施策や事業の成果による好循環を加速させるための組織体制の確立をねらいとして実施します。
平成30年度は、組織機構は現行どおりとし、実施計画に登載した事業を力強く着実に推進するとともに、時勢の変化や市民ニーズに適確に対応しながら、持続性のあるまちづくりを推進します。また、平成30年度開催の全国高等学校スキー大会の開催をはじめ、平成31年度以降においても全国規模のスキー大会の開催が予定されていることから、大会事務局体制を継続します。
それでは、今回の人事異動について、30年度の各部の組織機構の概要などについて説明します。
はじめに、総務部関連でありますが、総務部については、市の管理・統括部門として、コンプライアンスの推進と内部統制の強化を図りながら、行財政運営及び実施計画を着実に推進します。また、東日本大震災の被災自治体の復興を支援するため、今年度に引き続き職員1名を岩手県陸前高田市に派遣します。
次に、市民部関連でありますが、市民部については、市税の適正賦課と徴収率の向上に努めるとともに、地域コミュニティの活性化と安全・安心な生活環境づくりに向け、小規模集落の支援や空き家対策などの重点課題への対応を着実に推進します。また、市民サービスの一層の向上を図るため、平成31年度からの証明書等のコンビニ交付の導入に向けた準備を進めます。
次に、健康福祉部関連でありますが、福祉課については、児童福祉のニーズが多様化するなかで、子育て支援のさらなる充実を図るため、子育て支援班に職員1名を増員配置します。
長寿支援課については、高齢化の進展と介護需要の増大への対応に加え、介護事業所を適正に指導監督することにより、第7期介護保険事業計画を安定的かつ効率的に実施するために、長寿支援課に職員1名を増員配置します。また、認知症高齢者等への効果的な支援体制の構築を図るため、地域包括支援センターに非常勤の認知症地域支援推進員1名を新たに配置します。
いきいき健康課については、子育て世代に対するきめ細かな相談・支援を充実させるため、子育て世代包括支援コーディネーターを中心とした支援体制を構築することとし、コーディネーターのもと、母子保健に関する相談支援に対応するための専門職として非常勤の母子保健支援員1名を新たに配置します。また、喫緊の課題である医師確保対策を重点的に推進するため、専門職として非常勤の地域医療推進員1名を新たに配置します。
次に産業部でありますが、最重要課題である産業力のさらなる強化に向け、農業、製造業、観光業の振興に重点を置いて推進するため、2課体制を継続し、地域内連携及び産業間連携を加速させ、地場産業の振興に取り組みます。特に、鹿角産品を総合的にプロデュースする機能となる地域商社の確立に向け、マーケティングや販路拡大を強化するため、産業活力課職員を民間企業の株式会社あきた食彩プロデュースへ派遣します。
次に、建設部関連でありますが、鹿角花輪駅前整備事業、公営住宅建設事業などを着実に推進するとともに、道路パトロールの強化と頻発する自然災害等へ迅速に対応するため、都市整備課の体制を強化し、技術職員を1名増員配置します。
次に、教育委員会部局でありますが、平成30年度開催の全国高等学校スキー大会の準備のほか、平成31年度以降においても全国規模のスキー大会の開催が予定されていることから、スポーツ振興課内へのスキー大会事務局の設置を継続します。
次に、女性職員の積極的な登用についてでありますが、今回の異動では、女性職員を政策監級に3名、主幹級に2名、副主幹級に3名昇格させ、管理監督職に女性職員を積極的に登用しております。これにより課長級以上に占める女性職員の割合は、20.5%となり、前年度14.6%から5.9ポイント上昇します。なお、副主幹級以上の女性職員は合計21名で、前年度の20名から1名増となり、管理監督職に占める割合は、24.1%となります。
最後になりますが、組織の活性化と職員の士気高揚を図るとともに、今後の組織運営を見据え積極的な昇任を行いました。組織の停滞を招くことのないよう同一部署の長期勤務の回避と若手職員の育成のため、一般職についてはより多くの経験を積むことと、事務事業の特性に応じたスペシャリストの養成を考慮した人事異動を行いました。
更新日:2024年02月01日