平成30年5月23日の記者会見
本日は、
- 総務省「「関係人口」創出事業」について
- 119番通報時における多言語通訳サービスの開始について
- 東光ホールディングスとの「災害時等における無人航空機を活用した 支援活動等に関する協定」締結について
の3件について申し上げたいと思います。
総務省「「関係人口」創出事業」について
はじめに、総務省の委託事業である「「関係人口」創出事業」に本市が採択されましたのでご報告いたします。
本事業は、移住した「定住人口」でも、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域住民と多様に関わる「関係人口」に着目し、新たなつながりを拡大していく取り組みを支援するもので、モデル地域として、全国で30地域が採択されております。
鹿角市では、本市への想いがある方々で「鹿角家(かづのけ)」という、一つの大きな家族のようなネットワークを築くことを目的とし、そのために必要な制度や仕組みを構築してまいります。
大まかなスケジュールといたしましては、まずは「関係人口」について理解を深めるキックオフイベントとして、島根県出身のローカル・ジャーナリスト、田中輝美(たなか てるみ)さんをお招きしたトークイベントを、7月29日(日曜日)に市内で開催する予定としております。
その後、首都圏で「家族会議」と称する交流イベントを3回開催するほか、市内で「実家暮らし体験ツアー」を開催し、農業やDIY(ディー・アイ・ワイ)体験、お祭りなどを通した地域交流の機会を設けながら、継続的な関わりを持つ「鹿角家(かづのけ)」の会員となっていただきます。
会員数は500人を目標とし、会員証や家族通信を発行しながら、つながりをつくってまいります。
また、NPO法人かづのclassy(クラッシィ)と連携して取り組みを進めていくこととしており、「鹿角家(かづのけ)」の実家となる交流拠点の将来的な整備を見据え、空き家をリノベーションした拠点づくりのプランニングも、本事業の中で行ってまいります。
119番通報時における多言語通訳サービスの開始について
次に、本市を訪れる外国人観光客などからの119番通報に対応するため、民間の電話通訳コールセンターを活用した多言語通訳サービスを6月1日(金曜日)から開始します。
これまで119番通報は、外国語への対応が困難でしたが、このサービスの運用により、コールセンターの通訳者に接続することで、消防職員と外国人の三者での通話が可能となり、場所や状況など必要な情報の聞き取りが、素早く正確に行えるようになります。
また、救急現場などにおいても、携帯電話でコールセンターにつなぐことで、救急隊員と外国人傷病者(しょうびょうしゃ)が通訳者を介して、交互に会話できますので、円滑な意思疎通が図られます。
対応する言語は、英語、中国語、韓国語など主要5言語を含む16言語で、24時間365日対応することとしており、ここ数年大幅に増加している外国人観光客に安心と利便性を提供してまいります。
なお、6月1日(金曜日)午後2時から「多言語通訳運用に伴う公開訓練」を消防本部で実施予定です。
東光ホールディングスとの「災害時等における無人航空機を活用した支援活動等に関する協定」締結について
最後に、「災害時等における無人航空機を活用した支援活動等に関する協定」についてでありますが、このあと午後2時から、東光ホールディングスとの協定締結式を行います。
協定の内容につきましては、その中でお伝えしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
更新日:2024年02月01日