平成30年7月23日の記者会見

更新日:2024年02月01日

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平成30年7月23日定例記者会見での市長の写真

本日は、

・「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録推薦候補の決定について

・武蔵野大学長期学外学修プログラムの受け入れについて

・国際交流員の採用について

・楽天トラベルとタイアップした集中プロモーションについて

・ブロック塀撤去の補助制度につい

第71回十和田八幡平駅伝競走全国大会について

の6件について申し上げたいと思います。

「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録推薦候補の決定について

最初に、本市の特別史跡大湯環状列石を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が、去る19日に世界文化遺産登録推薦候補として選定されたことは、大変喜ばしいことであり、市民および関係者の方々と共に喜び合いたいと思います。
6回目のチャレンジでの待望の結果でありますが、これまで関係自治体と共同で課題へ対応してきたことや、縄文遺跡群の価値の国内外への発信など、推薦獲得に向けた着実な取り組みと、官民挙げた気運の醸成が実を結んだものと考えております。
推薦候補となったことで、世界遺産登録に向けて、大きく前進したところでありますが、まずは、今後開かれる世界遺産条約関係省庁連絡会議による国内推薦決定を目指すとともに、1日でも早い登録実現に向けて、関係自治体との連携のもと、全力で取り組みを進めてまいりたいと考えております。

この場をお借りして、世界遺産登録推進議員連盟を立ち上げ、推薦の後押しをいただいた市議会の皆様、縄文祭の開催など多くの応援をいただいた地域の皆様に対し、改めて感謝を申し上げます。

武蔵野大学長期学外学修プログラムの受け入れについて

次に、武蔵野大学が夏季休校期間に実施している「長期学外学修プログラム」が、本市で実施されることが決定しました。
市では、交流人口の拡大と、地域住民と学生との交流による地域活性化を図るため、県外大学等が行う滞在型調査研究活動の誘致活動を展開しており、全国の自治体と連携して本プログラムを実施している武蔵野大学に、本市での受け入れを提案してきたところ、実現に至ったものです。

本市を訪れるのは、学生10人で、8月13日から9月11日まで、市内に滞在し、2つの調査研究活動を行うことが計画されています。
1つ目は、花輪商店街をフィールドに、商店街振興組合や各店舗の業務補助体験を通じて、空き店舗の利活用策や商店街の活性化につながるイベント企画などを研究するもので、学生たちが体験した商店街の魅力を、コミュニティFMを通じて発信する機会も用意されておりますので、ぜひお聴きいただければと思います。
2つ目は、移住を支援するNPO法人の活動体験や、移住コンシェルジュOBとの交流を通じて、本市の魅力発信や移住促進策を研究するもので、首都圏の若者の視点から、本市の更なる魅力を引き出していただけるものと期待しております。

学生たちは花輪地区の一軒家を生活拠点として活用する予定であり、市では「県外大学等調査研究活動奨励補助金」により、調査研究活動を支援することとしております。

最終日の研究成果発表会の内容も楽しみでありますが、高等教育機関がない本市において、約1か月間、大学生が市内で活動することは、かつてないことであり、学生と市民との交流によって、地域が元気づくことも大いに期待するところであり、今回の受け入れを機に、武蔵野大学との関係を深め、受け入れの継続やさらなる連携につなげてまいりたいと考えております。

国際交流員の採用について

次に、国際交流員が8月6日に着任する運びとなりましたので、ご報告いたします。

市では、昨年7月に、東京オリンピック・パラリンピックにおけるハンガリーのホストタウンとして登録認定を受けたことから、国の外国青年招致事業、通称JET(ジェット)プログラムを活用し、ハンガリーからの国際交流員の招致を進めてきましたが、このたび、自治体国際化協会からあっ旋を受け、決定したものです。

着任するのは、ハンガリー人のダンコー・アンドレアさん、ブダペスト出身の女性で、日本語能力試験で1級の認定を受けるとともに、日本の大学への留学経験や日系企業での通訳としての職務経験もお持ちの方です。

ダンコーさんには、高い日本語能力を活かし、ショプロン市との交流事業をはじめ、市民向けのハンガリー語講座、在住外国人支援、さらには学校や地域でのハンガリー文化の紹介などを担っていただくこととしております。

任期は、1年更新となりますが、東京オリンピックをまたいでの3年間を予定しており、観光やスポーツが趣味とのことですので、本市の魅力も十分に体感していただきたいと考えております。

着任までのスケジュールですが、8月5日に来日し、他のJET青年とともに東京でオリエンテーションを受けたのち、8日の夕方に鹿角入りし、辞令交付式は10日を予定しております。

楽天トラベルとタイアップした集中プロモーションについて

次に、本日から、楽天トラベル「旅頃(たびごろ)」で、本市の魅力や宿泊プランを紹介する集中プロモーションを開始しました。

この集中プロモーションは、本市の特集ページを公開するほか、楽天トラベル会員の中から30万人にメールマガジンを配信するもので、昨年度は8月末から11月末まで実施し、観光客数、宿泊者数とも増加するなど効果が得られました。

さらに、今年度は情報拡散力の高い「インスタグラム」を活用した写真投稿キャンペーンを展開いたします。これは、本市にまつわる写真に指定のハッシュタグ「鹿角いいね」をつけて、インスタグラムに投稿すると「旅頃」のページ内にも表示されるもので、投稿くださった方には、抽選で市内宿泊券や特産品などをプレゼントする特典も用意しております。

たくさんの方から本市を知って、そして訪れていただけるよう、市民の皆さんからも、本市ならではの風景や全世界に発信したいとびきりの瞬間など、積極的に投稿いただきたいと考えております。

ブロック塀撤去の補助制度について

次に、市の公共施設と市内小中学校の通学路上にあるブロック塀の調査が終了し、先般、調査結果を公表したところですが、倒壊などにより公共の安全を害する恐れのあるブロック塀の撤去を促進するため、市独自の補助制度の創設に向けて準備を進めているところです。

制度の概要は、道路に接している個人所有のブロック塀の撤去費用の一部を支援するものです。

通学路などのブロック塀の撤去に加え、道路沿いにある空き家のブロック塀についても対策が進むことを期待しております。

第71回十和田八幡平駅伝競走全国大会について

最後に、第71回十和田八幡平駅伝の参加チームが、男子22チーム、女子4チームと出揃いましたので、お知らせいたします。

男子は、2連覇を目指す八千代(やちよ)工業や小森コーポレーション、本市出身の松宮祐行(ゆうこう)選手の所属するセキノ興産などがエントリーしたほか、箱根駅伝にも出場経験のある創価大学が初めて出場いたします。

女子は、参加表明をいただいていたニトリや、ほか数チームが選手のケガなどにより出場が叶わず、4チームでの争いとなります。

真夏の鹿角での熱戦を今年も期待しているところですが、市民の皆さんからも、全国から集まった選手への応援で、大会を盛り上げていただきたいと思います。

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