令和6年5月27日の記者会見
本日は、
・保育所等での主食の無償提供の開始について
・熱中症予防の推進に向けたクーリングシェルター協力店舗の募集について
・鳥獣被害防止対策の活動への支援について
・「MINTSUKU(みんつく)® forふるさと納税」鹿角市返礼品の提供開始について
の4件について申し上げたいと思います。
保育所等での主食の無償提供の開始について
はじめに、保育所等に通う3歳以上児の給食について、これまでは副食のみ無償で提供しておりましたが、6月3日(月曜日)から、主食についても無償での提供を開始いたします。
また、保育料については、すでに今年度の4月から、所得制限を撤廃し、子どもの年齢、人数、保護者の所得にかかわらず、完全無償化を実施しており、主食の無償提供の開始によって、本市の子育て支援は、保育料と給食費が完全無償化となります。
これにより、就学前の保育等に関する費用負担の大幅な軽減につながり、子育てしやすい環境のさらなる充実が図られるものと考えております。
熱中症予防の推進に向けたクーリングシェルター協力店舗の募集について
次に、気候変動適応法の改正により、今年度から、熱中症の危険が高い場合に、国民に注意を促す「熱中症特別警戒アラート」が創設され、アラートが発表された場合に、住民に開放するクーリングシェルターを市町村が指定できることとなりました。
これを受けまして、本市では、熱中症による健康被害の発生を防止するため、市内の公共施設に加え、民間施設をクーリングシェルターとして指定し、「熱中症特別警戒アラート」より一段階下の「熱中症警戒アラート」が発表された段階で、クーリングシェルターを開放することにしております。
熱中症による健康被害を防ぎ、市民の生命と健康を守るため、クーリングシェルターとして登録していだける事業所を募集しております。
運用期間は、4月第4水曜日から10月第4水曜日までとなりますが、制度運用開始の初年度となる今年度については、体制が整う7月1日からの開始としております。
気象庁の3か月予報によりますと、平均気温が平年よりも高くなる見込みにありますので、今年も熱中症の危険性が高まるものと考えられます。
民間の事業所の皆様からもご協力いただきながら、熱中症対策に取り組んでまいりたいと考えておりますので、より多くのご応募をお待ちしております。
鳥獣被害防止対策の活動への支援について
次に、本市でのクマによる人身被害の発生を受けて、一般社団法人全国森林レクリエーション協会(会長 三浦雄一郎)様より、森林内での活動の安全確保に資する「クマ撃退スプレー」30本、金額にして約40万円相当の支援をいただきました。
人身事故の発生を受け、5月21日に支援の決定をいただき、23日にさっそく市役所に届けていただいております。
このたびのご支援は、森林内での業務の安全確保に向けて大きな力添えになるものであり、早急なご対応をいただきましたことに、心より御礼申し上げます。
今後、早速、鳥獣被害対策にあたる猟友会会員に配布するなどして、事故防止に向けて有効に活用してまいりたいと考えております。
また、5月24日に開催された秋田県市町村協働政策会議において、秋田県知事および県警本部長等にも本市の状況をお伝えし、特段のご配慮をお願いしてまいりました。
「MINTSUKU(みんつく)® forふるさと納税」鹿角市返礼品の提供開始について
鹿角市のふるさと納税は、年々増加を続け、昨年度は10月に制度改正による5割経費の厳格化がありましたが、約3億8千万円の寄附をいただきました。
本市の返礼品は、米・りんご等の農産品及びその加工品の割合が非常に高くなっておりますが、生産量と返礼品としての提供数に限りがあるため、農産品以外の返礼品開発が課題となっております。
そこで、このたびトッパン株式会社様の「ミンツク」というサービスを活用した、ふるさと納税返礼品の提供を全国に先駆けて開始いたします。
これは、本市の風景、遺跡、祭り、特産品、公式キャラクターのたんぽ小町ちゃんの画像データを活用し、トッパン様の「ミンツク」サービスによって、オリジナルカレンダーを作成できるというものになります。この「ミンツク」をふるさと納税の返礼品として活用するのは全国初ということで、大変光栄に感じております。
更新日:2024年08月30日