令和6年7月29日の記者会見
本日は、
・デジタル庁が実施する「地方公共団体におけるアナログ規制の見直しに係る条例改正等に関する調査分析事業」への協力について
・令和6年度鹿角キャンパス構想における大学研究の受入について
・「あきた食のチャンピオンシップ2024」での本市関連商品の入賞について
・第147回秋田県種苗交換会キャッチフレーズ等の決定について
・第77回十和田八幡平駅伝競走全国大会について
・第35回全国ローラースキー選手権大会について
の6件について申し上げたいと思います。
デジタル庁が実施する「地方公共団体におけるアナログ規制の見直しに係る条例改正等に関する調査分析事業」への協力について
はじめに、本市が、デジタル庁が実施する「地方公共団体におけるアナログ規制の見直しに係る条例改正等に関する調査分析事業」の協力自治体となったことについて申し上げます。
アナログ規制とは、従来のアナログ的手法を前提とした制度やルールで、「目視による確認」、「対面による講習」、「訪問による閲覧」など、今後デジタル技術の活用による省力化や合理化を進めるうえで、妨げとなる規制のことであります。
デジタル庁では、今年度、地方公共団体におけるアナログ規制の見直しをさらに促進するため、全国の協力自治体6団体と連携し、条例等の改正に関する調査分析を行います。本市も、この協力自治体として、デジタル庁の調査分析事業に協力することになりました。
デジタル庁では、今後、この調査結果を踏まえて、アナログ規制の見直しに関するモデル的な条例等の案を作成し、地方公共団体向けのマニュアルに反映していくことで、全国の地方公共団体と共有することを想定している、と伺っております。
本市としましても、この調査分析事業に協力していくことにより、今後、アナログ規制見直しに積極的に取り組んでいくための準備を整えてまいります。
資料_地方公共団体におけるアナログ規制の見直し (PDFファイル: 645.1KB)
令和6年度鹿角キャンパス構想における大学研究の受入について
次に、今年度の鹿角キャンパス構想における大学研究の受入について、申し上げます。資料1をご覧ください。
本市では、市内全域を大学キャンパスに見立てた「鹿角キャンパス構想」を推進しております。本市をフィールドとして、学生の交流や教育研究活動、地域貢献活動などを通じて、大学と地域の連携を促進する域学連携の拡大を図りながら、この取組みの先にあるサテライトキャンパスの設置を目指しております。
そのために、現在、大学研究プログラムの通年での受入れに向けた取組みを進めてきており、これまでの誘致活動の積み重ねにより、今年度は、武蔵野大学、大正大学、徳島大学を受け入れ、合わせて5つのプログラムを実施する運びとなりました。
武蔵野大学では、「鹿角市中心市街地活性化」を研究テーマに、大学生とともに、市内の中・高校生10人が、過去3年間の研究の中で具体化した中心チャレンジショップを実際に運営し、研究の実証を行います。
お配りしております資料2は、武蔵野大学の学生が作成したチャレンジショップのチラシです。8月9日から8月11日の3日間、旧関善酒店を会場に開催します。チラシは、「広報かづの8月号」に合わせ、全戸配付いたしますが、報道機関の皆様からも、周知にご協力くださるようお願いいたします。また、本日、武蔵野大学広報課からも、資料3の内容で、プレスリリースされております。
次に、大正大学からは、今年度も地域創生学部公共政策学科の3年生3名が研究に訪れます。「交流型サード・プレイスによる賑わいの創出の実現に向けて」を研究テーマに、若者が楽しめる活気のあるまちを創造するために、昨年に引き続き、交流型サード・プレイスに着目した、まちなかの空間利用の検討などを行うことにしております。関係事業者や団体へのインタビューのほか、高校生とのコラボ企画などを予定しておりますので、研究の詳細がまとまり次第、関係者には改めてお声掛けさせていただきます。
さらに、今年度は、新たに徳島大学から社会産業理工学部の教員と総合科学部地域創生コースの2年生18人が、地域とエネルギーの共生の在り方を探るため、本市に研究に訪れます。徳島大学とは、昨年の冬に、地質やエネルギー関係の研究をされている教員から、本市の地熱発電や鉱山に加え、研究の受入の支援体制にも着目され、研究フィールドにしたいとの申し入れがあり、今回の受入れにつながっております。研究テーマは、「地域とエネルギーの共生の在り方を探る」で、徳島県と比較しながら、市内のエネルギー関連企業や温泉施設等へのインタビューを通じて、過疎地域における再生可能エネルギーの受容に関する比較研究を行うことになっております。
本市では、これまでも再生可能エネルギーの優位性を全国に発信してまいりましたが、今回、徳島大学から、研究フィールドとして、選ばれましたことを大変嬉しく思うとともに、この研究を機に、再エネ先進地としての知名度向上と、市民に向けましても、再エネ利用に関するさらなる啓発を図ってまいりたいと考えております。
こうしたプログラムの構築と推進にあたりましては、関係事業者等の皆様からご協力をいただいているところであり、引き続き、特段のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
「鹿角キャンパス構想」は、高等教育機関がない中でも、若者の「学びたい」という声に応え、若者が夢を育むことができる環境を構築していくことで、「若者に選ばれるまち」を目指しておりますが、今年度は、これまでで最多となる合計50人の学生が鹿角市を訪れることになりました。
今後とも、関係者の皆様のご協力をいただきながら、「鹿角キャンパス構想」の取組みを着実に前進させてまいりたいと考えております。
資料_鹿角キャンパス構想における大学研究の受け入れ (PDFファイル: 458.0KB)
資料_かづの未来アカデミーチャレンジショップかづの (PDFファイル: 12.5MB)
資料_武蔵野大学プレスリリース (PDFファイル: 674.8KB)
「あきた食のチャンピオンシップ2024」での本市関連商品の入賞について
次に、秋田県が主催する「あきた食のチャンピオンシップ2024」において、秋田県知事賞3点のうち、本市関連の商品2点が受賞いたしました。
総合グランプリである「AKITA CRAFT GIN 岑(ぎん) No.65」は、潟上市の小玉醸造株式会社が、本市の株式会社西村林業とともに商品開発を行ったものです。
また、加工部門部門金賞の「かづのフルーツサングリア」は、本市が、株式会社恋する鹿角カンパニーに委託した、鹿角市農畜産物販売促進事業で商品化されたものです。
この事業では、「付加価値の向上に資する販路開拓及び販売促進プロモーションの実施」、「農業者の利益率の向上に資する農産加工品等の開発」などを委託しており、サングリアは、令和5年度の事業の中で開発されたものであります。
本市では、第7次総合計画前期基本計画の経営戦略として、「経営を支援しながら、まちに人・モノ・外貨を呼び込む」ことを掲げており、引き続き販売重視型農業と6次産業化を進めてまいります。
資料_あきた食のチャンピオンシップにおける入選について (PDFファイル: 277.2KB)
第147回秋田県種苗交換会キャッチフレーズ等の決定について
次に、第147回秋田県種苗交換会のキャッチフレーズとポスターが決定しましたので、ご報告いたします。
はじめに、キャッチフレーズは、鹿角地域のイメージを盛り込み、種苗交換会の開催を市内外に広くPRできることをテーマとし、15文字程度で、一人1点を条件に募集しました。
広報誌やインターネットを通じ、5月13日から6月21日まで作品を募ったところ、鹿角高校の生徒から157件の応募をいただき、そのほか市内外からの一般応募の341件を合わせ、498件の応募がありました。
最優秀賞に選ばれたキャッチフレーズは、滋賀県大津市在住の方からご応募いただいた、「鹿角から ひびけ未来へ 農の夢」で、鹿角の農業と祭りをイメージし、花輪ばやしの音色のように食と農業に寄せる思いが力強くひびく様子や、農業を未来につなぐという期待が感じられた点が大きなポイントとなりました。
また、優秀賞は2点の予定でしたが、採点数が同点であったことから、3点を選定しております。
1点目は、東京都町田市在住の方からご応募いただいた「鹿角から芽吹く未来の夢みのり」、2点目は、鹿角市在住の方からご応募いただいた「未来を紡ぐ種子たちよ 縄文の地で花開け」、3点目に、秋田県秋田市在住の方からご応募いただいた「錦秋の 鹿角に映える 人・農地」を選定しております。
ポスターにつきましては、広告・企画制作業務などに登録されている業者を対象に、7月2日から7月22日までの期間で、プロポーザル方式による図案の募集を行い、審査の結果、ご覧の図案に決定いたしました。
この図案は、りんご畑と稲穂を背景に、満面の笑みで「りんご」を持つ少女を中心に、下段には、北限のもも や鹿角りんご、かづの牛など鹿角地域の特産品、さらに、鹿角市のイメージキャラクターであります「たんぽ小町ちゃん」と、今回初めて協賛いただいた小坂町のマスコットキャラクター「かぶきん」を配しております。農業に携わっていない人や若い世代にも、農業を身近に感じ、種苗交換会に関心をもっていただけるようなデザインとなっている点がポイントとなっております。
キャッチフレーズと図案の決定により、ポスターを始め、チラシやパンフレットなどの作成を進め、本市での種苗交換会の開催を、県内外に積極的にPRしてまいります。
第77回十和田八幡平駅伝競走全国大会について
次に、8月7日に開催する「第77回十和田八幡平駅伝競走全国大会」は、男子の部に、昨年優勝の「小森コーポレーション」をはじめ、昨年入賞しました「コモディイイダ」や「富士山の名水」のほか、地元出身で現在、セキノ興産監督の松宮祐行(ゆうこう)さんが率いる北陸実業団連盟が、今年も参加しており、全13チームによる争いとなります。
また、女子は2年ぶりの開催となり、東北福祉大学から3チームの参加となります。
例年、暑い中での大会となりますが、熱戦を期待している市民の皆様からも沿道などで応援いただき、大会を盛り上げてくださるようお願いいたします。
第35回全国ローラースキー選手権大会について
続きまして、8月10日から11日にかけて開催する「第35回全国ローラースキー選手権大会」は、小学生から一般まで288人がエントリーしております。
夏場の大会としては、全国で最初のレースとなることから、数多くのトップ選手や海外選手(1人)も参加いたします。
なお、大会前日の9日には、トップ選手による「クロカンスキージュニアクリニック」も予定しており、大会の開催を機に、小中学生のレベルアップに向けた取組みを行うことにしております。
更新日:2024年08月14日