令和3年9月2日の記者会見
通学路のクマ対策について
近年、市街地等への熊の出没が増加し、8月16日には花輪小学校近くの盆坂でも目撃されるなど、児童・生徒の通学における新たな安全対策の必要を強く感じているところです。
現在、状況に応じて警察や市職員、学校の先生方が登下校の見守りパトロールを行っているほか、学校の敷地内には熊用の忌避剤を撒き、また、熊が潜みそうな藪の伐採作業などもすすめてまいりました。
さらに、児童クラブへ通う一部の児童には移動支援員を配置したところですが、より広い通学路をカバーするため、このたび、市内小中学校の全児童・生徒に登下校用の熊よけの鈴を貸与することといたしました。
鈴は、騒音にも配慮し、場所によって簡単に音を消すことができる消音機能付きのものを予定しております。
通学路周辺が少し賑やかになる場合もございますが、児童生徒の安全確保のため、地域の皆様には温かく見守っていただけますようご理解とご協力をお願いいたします。
なお、貸与の開始時期ですが、9月中旬より小学校から順次開始いたします。コロナ禍の影響のほかシーズン的にも全国的な熊よけの鈴の品薄状態にあり、中学校での貸与は11月から12月となる見込みですが、児童・生徒に貸与した鈴は卒業するまで継続して使用してもらうこととしており、計画的に各学校への配付を進めたいと考えております。
引き続き、小中学生の安全安心を確保するための施策を講じてまいります。
更新日:2024年02月01日