唐傘松(アカ松) 1本

更新日:2024年02月01日

ページID : 2519
唐傘松 アカ松の写真

市指定天然記念物

指定日 昭和53年2月22日
所在地 八幡平字湯瀬堰根口48
所有者 湯瀬自治会

 国道282号線を湯瀬から花輪へ向かって800メートル程のところにアカマツの大木がある。枝の広がりが東西約20メートル、南北約19メートルと、ほぼ円形で、傘を広げたような形から「唐傘松」と呼ばれるようになり、その景観は湯瀬名勝の一つになっている。

 幹の高さ4メートル程のところから上は、短い間隔で太い枝分かれがあり、次々と細かく枝分かれしていくとともに曲がりくねりが伴って、全体としては見事なマンジュウ型になっている。付近のアカマツと比較して、明らかに特異な樹形であるが、成因についてはよくわかっていない。自然が作り上げたすばらしい芸術といえよう。

 樹高約8.3メートル、目通り幹囲約3.5メートル、推定樹齢260年以上とされる。道路工事の影響で、樹勢の衰えが心配されたが、地元の人々の適切な管理によって勢いを盛り返してきている。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 生涯学習課 文化財振興班

〒018-5292 秋田県鹿角市花輪字荒田4番地1
電話:0186-30-0294 ファックス:0186-30-1140
お問い合わせはこちらから