おたふくかぜ予防接種
任意の予防接種であるおたふくかぜワクチンの接種費用を助成しています。
おたふくかぜとは
おたふくかぜはムンプスウイルスの飛沫感染後、増殖したウイルスは全身に広がり、各臓器に病変を起こします。
2~3週間の潜伏期の後に、両方またはどちらかの耳下腺が腫れてきます。触ってもはっきりしたしこりに触れるわけではありませんが、家族など周囲の人が見るとはれていることに気がつきます。発熱や顎下腺、舌下腺が腫れることもありますが、症状が出ない(不顕性感染)場合もあります。
日本でおたふくかぜにかかる人の約60%は3-6歳です。
年長児や成人が感染すると、症状が著明で合併症の頻度が高くなります。合併症で最も多いのは無菌性髄膜炎で約1~10%、頻度は少ないですがほかに脳炎や膵炎、男性では精巣炎、女性では卵巣炎などが報告されています。合併症のなかでも、特に難治性である難聴合併は注意が必要です。
おたふくかぜワクチンについて
おたふくかぜワクチンは、ムンプスウイルスを弱毒化した生ワクチンです。
1回接種の有効率は78%、2回接種の有効率は約88%と言われており、2回接種をおすすめします。
おすすめの接種時期は、1回目を1歳、2回目を年長児(5歳以上7歳未満)です。
どちらも麻しん風しん混合(MR)ワクチンと同時時期に受けるのがおすすめです。
1回目と2回目の接種間隔は27日以上あければ接種可能です。
おたふくかぜワクチンの副反応
自然におたふくかぜに感染した時と比べ、症状は弱く低い安全と言われいます。
具体的な副反応として、耳下腺の軽度の腫れが約1%にみられます。まれに無菌性髄膜炎になることがありますが、頻度は0.03~0.06%です。
対象者
鹿角市に住所を有し、接種日において満1歳~年長児
助成金額
1回につき4,000円 (上限2回まで)
あらかじめ医療機関から4,000円を差し引いた金額が請求されます。
接種費用は医療機関によって異なりますので、予約時にご確認ください。
持ち物
マイナ保険証等、母子健康手帳、予診票、(必要な方は)委任状
予診票は、福祉保健センターで配布しているほか各医療機関に設置してあります。
事情により、接種に保護者以外が同伴される場合は、事前に委任状を記入し医療機関に予診票と一緒に提出してください。
ダウンロードは、鹿角市予防接種委任状(PDFファイル:509.6KB)からできます。
実施医療機関
接種を希望する場合は、事前に予約が必要です。
医療機関 | 電話番号 |
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かづのファミリークリニック | 0186-22-6080 |
福永医院 | 0186-35-3117 |
大湯リハビリ温泉病院(年長のみ) | 0186-37-3511 |
上記市内医療機関のほか、小坂町・大館市の医療機関でも接種することが可能です。
注意 ワクチンの流通などの理由により、一部医療機関では予約が取りづらい状況にありますので、余裕をもった接種の予約をお願いします。
更新日:2024年05月12日