概要と開催状況

更新日:2024年03月08日

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湯瀬神明社先祓舞(ゆぜしんめいしゃさきばらいまい)

市指定無形民俗文化財

指定日 昭和61年1月16日
所在地 八幡平字湯瀬
保存団体 湯瀬神明社先祓舞保存会

概要

 古老の伝えによると、はじめ兄川から始まった先祓舞が兄畑に伝わり、湯瀬には大正14年に伝授されたものだといわれる。

 この芸能は、湯瀬神明社例祭の7月15日、16日に行われ、15日の宵宮には太鼓、笛と鉦の囃子を奏して境内で行われ、16日の本祭には神輿渡御の先祓いとして集落内を移動し、路上で舞われる。演目は12あり、舞は先祓舞、後祓舞の他に穀物の作付から虫除け、収穫などを表現する他、無病息災や火伏せなどの祈りを込めて構成されている。後祓舞があるのは湯瀬だけで、他の地域にはみられない。

 舞い手の衣装は、袖に鈴を付けた肌着、襦袢、手甲できらびやかに着飾り、手に刀を持つ。

 市内八幡平旧宮川地区には先祓舞といわれるものが神社の祭礼時に行われている。先祓舞は神輿の先導にあたり祓いをしていくとの意で、男が華やかな服装をして太鼓、笛、鉦の拍子に合わせて行列して、神社境内、氏子区域各所に神輿の移動に伴って舞われていく。

 兄川舞と別称されているのは、岩手県八幡平市兄川稲荷神社の祭礼に伝わる舞が導入されたという伝えがあり、八幡平市では兄川舞の名称が普及していることが影響している。

 この舞いは天孫降臨の折りに、猿田彦が道案内のために部下を集めて、剣と剣をぶっつけながら踊り、悪魔を払って道を切り開いたという、故事に倣った舞であると伝えられる。舞の演目は12からなる。県内では、この先祓舞のような芸能は他では見当たらず、鹿角の特色的な舞といわれる。

開催状況(神事のみ開催しました)

開催日:令和6年7月14日(日曜日) ※13日宵宮(午後5時から)

開催時間:午後1時から

開催場所:湯瀬神明社・湯瀬地区(八幡平湯瀬)

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