豚熱について
市内における豚熱(CSF)の発生について(R6.8.28)
鹿角市内で8月20日と21日に捕獲された野性イノシシ2頭について、秋田県の8月28日の検査の結果、豚熱ウイルスに感染していることが確認されました。人に感染することはありませんが、山や森林から帰る際に靴の泥を落とす、残飯やごみの持ち帰り、養豚場に近づかない等、豚熱ウイルスの拡大防止にご協力をお願いします。
豚熱(CSF)とは
豚熱ウイルスにより起こる豚、いのししの熱性伝染病で、強い伝染力と高い致死率が特徴です。感染豚は唾液、涙、糞尿中にウイルスを排泄し、感染豚や汚染物品等との接触等により感染が拡大します。治療法は無く、発生した場合の家畜業界への影響が甚大であることから、家畜伝染病予防法の中で家畜伝染病に指定されています。
※ASF(アフリカ豚熱)とは、全く別の病気です。
アフリカ豚熱(ASF)とは
ASF(アフリカ豚熱)は豚やイノシシが感染して発熱を引き起こす病気であり、致死率が高く、有効なワクチンや治療法が存在しません。
万一発生し、通常の防疫対策だけではまん延を防止できないと判断された場合には、当該農場の家畜だけでなく、周辺農場の家畜も全頭殺処分の対象となる可能性があるため、地域経済への影響は甚大です。
海外におけるASF発生状況
ASFは、アフリカからヨーロッパへ拡大したのち、2018年8月に中国で発生(アジアで初)。以降、アジア全域に感染が拡大していますが、日本での発生はありません(R6.2月末現在)。
令和5年12月以降、韓国・釜山広域市で野生イノシシのアフリカ豚熱感染が拡大しています。釜山の港は日本各地の港と定期航路で結ばれており、日本へのアフリカ豚熱の侵入リスクが高くなっています。
養豚事業者の皆様へ
山林内に立ち入る皆様へ
CSF(豚熱)の拡大、ASF(アフリカ豚熱)の発生を防ぐために、以下の対策にご協力お願いします。
・靴の泥は山で落としましょう。
・イノシシを誘引しないよう残飯は持ち帰りましょう。
・家畜がいる施設に近寄らないようにしましょう。
・イノシシの死体を見つけたら管轄の自治体に連絡してください。
観光事業者、宿泊事業者等の皆様へ
観光客や地域住民等への注意喚起、普及啓発のため「侵入防止対策ポスター」を施設に掲示していただくようご協力お願いいたします。
ASF侵入防止対策ポスター秋田県版(アウトドア向け)(PDFファイル:2MB)
ASF侵入防止対策ポスター(日本語)(PDFファイル:695.3KB)
更新日:2024年08月29日