まちの話題 令和3年8月
「花輪祭の屋台行事」と「毛馬内の盆踊」へ祭事助成金
8月27日に、明治安田生命保険相互会社秋田支社の知見支社長らが鹿角市役所を訪れ、同社と市が今年2月に締結した包括連携協定に基づき「花輪祭の屋台行事」と「毛馬内の盆踊」の継承活動に対して、助成金を贈呈しました。
これを受けて、花輪ばやし祭典委員会の阿部会長は「祭典の安全で円滑な運営に努め、地域活性化に貢献していきたい」、毛馬内盆踊保存会の馬渕会長は「地元の後継者を育てるため、助成金でしの笛をそろえて、子どもたちに使わせたい」と感謝を伝えました。
百歳長寿を祝う 切田ツヱさん
切田ツヱさん(大正10年・花輪生まれ)が8月14日に満100歳の誕生日を迎えたことから、市から顕彰状と祝い金が贈られました。
切田さんは、平成29年から施設に入所していますが、自宅で過ごしていたころの畑仕事のことや地域のことなどを聞かせてくれるそうです。素敵な笑顔で優しく穏やかに話しますが、気丈な一面もあり100歳とは思えない若さを持っている方だそうです。
施設職員は「よく食べて、よく寝て、お話し好きで、愛らしい笑顔が長寿の秘訣だと思う」と話していました。
大湯大太鼓の供養太鼓
8月15日に大圓寺で、秋田県無形民俗文化財に指定されている、大湯大太鼓の供養太鼓が行われました。
大圓寺の前にずらりと並んだ大湯大太鼓は圧巻で、打ち手は、その長いバチを体ごと大きく振り上げて力強く叩き、大太鼓の勇壮な音を大湯中に鳴り響かせました。
集まった人々は、その堂々たる音と打ち手の華麗なバチさばきに魅了され、大きな拍手をおくっていました。
東京2020パラリンピック鹿角市採火式
8月12日に、大湯ストーンサークル館の縄文広場で「東京2020パラリンピック鹿角市採火式~縄文の火を東京へ届けよう~」が行われました。
採火式では、皮内支援学校かづの校高等部の生徒が、まいぎり式火おこし器を使用し、縄文時代に行われていたとされる火おこしを再現しました。おこされた火は、同校中学部の生徒が制作した縄文式土器に移され、「縄文の火」として燃え上がると、会場の広場では大きな拍手が起こりました。「縄文の火」は、鹿角市身体障がい者協会の松岡隆司会長の手により、縄文土器からランタンへと移されました。
ランタンへと移された「縄文の火」は、8月16日に秋田市に届けられ、県内の他の市町村で採火された火と一つのランタンに集められた後、県障害者スポーツ協会の佐々木会長の聖火トーチに火が移されました。
戦没者顕彰式
8月10日に文化の杜交流館コモッセで、令和3年度鹿角市戦没者顕彰式が規模を縮小して行われ、戦争で亡くなられた方の遺族らが参列し、平和への祈りをささげました。
式では、戦争で亡くなられた方々の尊い命を悼み、関市長をはじめ各団体の代表者から献花が行われました。
関市長は「戦争の悲惨さと平和の尊さを深く心に刻み、次の世代に継承していかなければならない。恒久平和の思いを新たに、努力を重ねていく」と述べ、参加者とともに世界の平和を強く願いました。
かづの未来アカデミー

7月30日と8月3日に文化の杜交流館コモッセで、市内の中学生と高校生が武蔵野大学の学生や教授とともに、地域の活性化を研究するプログラム「かづの未来アカデミー」が開催されました。
アカデミーには、本市の中高生5人と武蔵野大学の学生11人、地域活性化を専門とする教授が参加し、それぞれが思い描く鹿角市の30年後について、活発な意見交換を行いました。
参加した生徒は「大学生とともに学ぶことで新たな気づきや考えの広げ方を学ぶことができた」「大学への興味が湧いた」「地域についてもっと考えていきたい」と感想を述べていました。
親子絵画教室
8月1日に先人顕彰館で、画家・熊谷晃太氏を講師に招いた親子絵画教室が開催されました。
参加者は、はじめに先人顕彰館の周辺に生えている木々を観察し、木の色や形を確認した後、館内に移動し、講師から木の描き方を教わりました。
熊谷氏は「木の色は一色ではない。赤や青、黄色、紫などさまざまな色を使って、木を表現してみてほしい」と話し、描き方を聞いた子どもたちはクレヨンで思い思いの木々を表現しました。
更新日:2024年02月01日