令和4年第8回鹿角市議会定例会(行政報告)

更新日:2024年02月01日

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令和4年11月28日報告

令和4年第8回鹿角市議会定例会の開会にあたり、提出議案の説明に先立ち、諸般の報告を申し上げます。

 

はじめに総務関係についてでありますが、

市制施行50周年記念式典につきましては、去る10月22日、文化の杜交流館コモッセ文化ホールにおいて、国会議員、秋田県、近隣市町村長、市民の皆様など、約480人にご臨席いただき、挙行いたしました。

式典では、令和4年市功労者への表彰をはじめ、統一ロゴマーク優秀賞作品の表彰と事業提案者への感謝状の贈呈のほか、市制施行40周年で行ったタイムカプセル事業「鹿角ゆめカプセル」の開封式などを行いました。また、式典の最後には花輪小学校6年生児童による市民憲章の唱和が披露され、本市の未来を担う子どもたちの、希望に溢れる凛々しい姿に、来場された皆様から賞賛のお言葉をいただきました。

また、引き続き開催した「未来創造フォーラム」では、はじめに、国際政治学者の三浦瑠麗氏から、「日本・世界の情勢と地方都市(鹿角の発展)の可能性~子どもたちの未来へゼロカーボンシティをめざして~」と題して、記念講演をいただきました。その後、市出身者で、京都先端科学大学名誉教授の坂本信雄氏、白鷗大学法学部教授の児玉博昭氏を加え、「未来につなぐ鹿角市のポテンシャル~未来へ残したい鹿角の宝 未来へのメッセージ~」をテーマに、パネルディスカッションを行いました。「未来創造フォーラム」には、聴講を希望された市民を含め、639人が来場し、多くの方々と共に鹿角市の未来について考える機会となり、盛会裏に終了いたしております。

ショプロン市との交流事業につきましては、市制施行50周年記念式典に合わせ、行政訪問団を受け入れる予定で準備を進めてまいりましたが、ショプロン市より、ヨーロッパにおけるエネルギー危機を考慮し、訪問を見合わせたいとの申し入れがあり、事業を延期することといたしました。今後につきましては、社会情勢を踏まえながら、改めて訪問団の招へいの時期を見極めたいと考えております。

また、ショプロン市への日本語語学指導員の派遣については、去る10月28日に、12代目の日本語語学指導員として、本市出身の堀縁氏が、ハンガリーに渡航いたしました。現地での日本語教室のほか、日本や鹿角の文化を紹介するワークショップの開催などを通じて、両市民の相互理解や交流のかけ橋として活躍されることを期待しております。

出会い応援につきましては、去る10月29日に、バスツアーの出会いイベントを開催し、男性10人、女性9人が、大湯環状列石ガイドツアーやリンゴの収穫を通して交流を深め、4組のカップルが誕生しております。

地域間交流につきましては、包括的連携協定を締結している東京都葛飾区との交流については、去る10月29日、30日に、柴又帝釈天周辺を会場に、「寅さんサミット2022」が開催されました。本市からは、花輪ばやしの演奏のほか、きりたんぽなどの特産品の販売が行われ、本市の自然や文化遺産、食の魅力を広くPRする機会となりました。また、葛飾区の菓子店が、本市のリンゴジャムを使用したコラボメニューの菓子を販売するなど、相互交流を深めております。さらに30日には、会場において葛飾区長とお会いし、情報交換を行っており、今後も、両市区の魅力や特性を活かし、さらなる連携を深めてまいります。

関係人口につきましては、去る10月29日に、武蔵野大学有明キャンパスで、初の「鹿角家U25」交流会が開催されました。交流会では、武蔵野大学の学生が、今年の夏に本市で研究活動を行った「UIターン起業研究プログラム」の成果報告のほか、鹿角家U25の会員や、本市を含む3拠点で生活をしている大学院生によるパネルディスカッションが行われ、本市での暮らしの様子や鹿角に対する想いが語られました。

また、当日は、鹿角家の交流会「鹿角家家族会議」も開催され、U25の会員と鹿角家の会員が「鹿角」をテーマに交流を深め、郷土愛の醸成と将来的なUターンに向けた意識付けが図られたものと考えております。

鹿角市くらし応援商品券につきましては、燃料価格や物価の高騰により影響を受けている家計負担を軽減し、市民のくらしを応援するため、「鹿角市くらし応援商品券」を発行し、11月1日現在で本市に住民登録のある方を対象に、1人につき5,000円分の商品券を発送しております。

年末年始での利用を考慮し、12月1日から来年1月31日までの利用期間としておりますので、市民の皆様には、是非とも期間内にご利用くださいますようお願いいたします。

 

次に、民生関係についてでありますが、

去る10月23日に、市制施行50周年記念事業として、新「健康都市宣言」の発表と、料理研究家の浜内千波氏による「気づこう 高めあおう 食べる力」講演会を開催いたしました。

新「健康都市宣言」は、各分野で活躍されている市民の方々がワークショップを行い、そこでの意見を取り入れた内容としております。現在、市のホームページへの掲載に加え、市内の公共施設で、順次、新「健康都市宣言」のパネル展示を行っているほか、今後は、市の広報にも掲載するなど、市民への周知を図ってまいります。

また、当日は、食生活改善推進員や花輪高校、十和田高校の生徒の協力により、浜内氏が考案したレシピによる「野菜と果物の甘酢漬け」と「八幡平ポーク丼」の試食を提供し、来場者からも好評をいただいております。今後、このレシピを全戸配布するとともに、飲食店とも連携しながら野菜摂取の普及啓発に活用してまいります。

認知症対策につきましては、10月17日から11月11日まで、市内の保育園等で、認知症サポーター養成講座を実施し、新たに142人の保育園児がサポーターに加わりました。子ども達も含め、世代を問わず多くの方々に、認知症の方やその家族を温かく見守る応援者となっていただくことができるよう、引き続き、サポーターの養成に取り組んでまいります。

また、去る10月15日には、文化の杜交流館コモッセを会場に「認知症市民セミナー」を開催し、参加した約200人が認知症に対する理解を深めております。引き続き、認知症の方への支援の輪を広げ、高齢者に優しい地域づくりを推進してまいります。

新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、新たに、オミクロン株対応ワクチン接種を希望される方の接種を促進するため、接種間隔が5カ月から3カ月に短縮されているなかで、本市では、市内医療機関での個別接種を中心に対応しております。

11月22日時点でのオミクロン株対応ワクチンの接種状況は5,283件で、全人口に対する接種率は19.8%となっております。

また、生後6カ月から4歳までの乳幼児接種については、大館市と小坂町との広域連携により、11月19日から大館市立総合病院を会場に集団接種を実施しており、接種体制や救急医療体制の確保に努めております。

今年の冬は、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が心配されていることから、両方のワクチン接種を勧奨するとともに、マスク着用や部屋の換気などの基本的な感染予防対策の徹底を周知してまいります。

地域コミュニティの維持と活性化につきましては、「市民との対話」をさらに進めるため、今年度から、市内4地区の地域づくり協議会等が主体となり、「地域づくりミーティング」を開催しております。

去る9月3日の尾去沢地区での開催を皮切りに、今月25日には十和田地区で開催しております。今後も定期的に開催することとしており、市民との意見交換等を通じて、自治会や各種団体などが抱える課題の解決を図り、より良い地域社会の構築につなげてまいります。

また、今月18日に、全自治会を対象とした地域づくりリーダー研修会を開催いたしました。市内で積極的に自主防災組織の活動に取り組んでいる自治会の会長から、地域住民が主体となった防災活動の取組みなどを紹介いただき、災害に強いまちづくりに向け、改めて自主防災組織の重要性や役割を認識するとともに、地域活性化の取組み手法を考える良い機会となっております。

男女共同参画社会の推進につきましては、去る11月7日に、女性活躍推進や多様性に満ちた社会づくりを推進するため、秋田県理事の陶山さなえ氏を講師に迎え、「秋田県内のワーク・ライフ・バランスの現状とこれから…」と題した基礎講座と、パネルディスカッションを開催いたしました。男女が共に働きやすい環境づくりと、仕事と生活の調和のとれたライフスタイルを広めながら、職場や家庭、地域等で、男女が対等に参画できる社会づくりを進めてまいります。

 

次に、農業関係についてでありますが、

令和4年産米の作柄につきましては、6月上旬の低温や日照不足に加え、8月の大雨被害により、本市を含む県北地域の作況指数は「94」の「不良」となり、10アール当たりの予想収量は、前年より47キログラム少ない530キログラムと公表されております。令和4年産米の概算金は前年からは値上がりしたものの、上り幅は小さく、その一方で、燃料費をはじめとする生産コストが高止まりし、農業経営をひっ迫させている状況にありますので、国や県、関係機関と連携し、肥料をはじめとするコスト削減の強化に取り組んでまいります。

野菜につきましては、キュウリやトマトなど主力作物は、6月上旬の低温や日照不足、8月の大雨で収量及び販売額ともに昨年を下回る結果となりました。

「北限の桃」につきましては、肥大時期の天候が安定したことで、JAの集荷量は前年並みとなりましたが、雨の影響等により秀品率が低下したことに加え、他産地が豊作基調で市場単価が昨年より低く推移したことにより、販売額は前年を下回る1億500万円となっております。しかしながら、認知度が向上し、産直販売やふるさと納税返礼品での桃の売上げは好調で、需要は高まっておりますので、引き続き、関係団体と連携し、生産指導や作付拡大を支援しながら、ブランド力の向上に取り組んでまいります。

畜産につきましては、去る10月25日に、鹿角家畜市場へ短角・褐毛の子牛、合わせて51頭が上場され、50頭の売買が成立しております。日本短角種は42頭が取引きされ、税抜きの平均価格は、21万2,000円程で、昨年を2万2千円程下回る結果となりました。コロナ禍で外食需要が減少していることに加え、飼料代の値上がりなどにより、生産コストを抑制するため購入価格を抑える傾向が続いており、価格の下落に影響したものと捉えております。今後につきましても、畜産農家や関係団体と連携しながら、計画的に増頭対策に取り組むとともに、枝肉出荷頭数については年間100頭台を目指し、一層の販売促進に努めてまいります。

農地等災害の復旧状況につきましては、8月の大雨災害により被災した農地・農業用施設及び林業施設の災害復旧事業について、国の査定が順次実施されております。去る10月26日に林道災害の査定が行われたほか、農地・農業用施設については、申請予定57件のうち、10件の査定が11月7日から11日に実施されました。査定額は、農地2カ所と農業用施設8カ所で4,824万3,000円、林業施設1カ所で640万2,000円となり、全体の査定率は93.8%となっております。

なお、農地・農業用施設の残り47件の査定については、12月5日から16日に行われる予定となっており、管理団体や関係機関等と調整を図りながら、早期の復旧に向けて取り組んでまいります。

クマの出没状況につきましては、10月末までの目撃・被害通報件数は、昨年比66件減の124件で、うち被害件数は、昨年比24件減の44件となっております。今年はドングリなどクマの餌となる木の実が豊作であったことにより、里山への出没が大きく減少したものと捉えております。

一方で、有害鳥獣駆除による捕獲頭数は77頭で、昨年より16頭増加しており、過去の被害発生地域を分析しながら、効果的な駆除を進めることができております。

しかしながら、今年に2件の人身事故が発生していることや、目撃状況を踏まえますと、依然として多くのクマが生息しているものと推察されます。今後も市民に対する迅速な情報提供に努めるとともに、関係機関と連携を図りながら、被害防止対策に取り組んでまいります。

森林経営管理制度につきましては、湯瀬、小豆沢碇地区の278筆、84.98ヘクタールの経済林の再委託先の募集に対し、1社から応募があり、去る10月4日の選定委員会での審査により、株式会社八幡平貨物に再委託することが決定いたしました。今後、応募にあたって企画提案された計画に基づき、適切な森林経営が行われるよう、きめ細かな指導を行ってまいります。

 

次に、観光関係についてでありますが、

市制施行50周年記念「大六魂祭」につきましては、去る10月1日と2日に、大湯ストーンサークル館において、市内の伝統芸能を一堂に集めて開催いたしました。当日は、多くの市民から来場いただいたほか、縄文の祭祀空間で行われたイベントを堪能いただいたことにより、本市のヘリテージ・ツーリズムの一つの形を示すことができたものと考えております。

観光発見八郎太郎物語事業につきましては、今月26日にシンポジウムを開催し、能代市、男鹿市、潟上市、仙北市、小坂町、三種町、八郎潟町、井川町、大潟村のご後援をいただき、八郎太郎伝説を起点とした広域連携や観光活用の可能性について、関係自治体と理解を深め合ったところであります。また、翌27日には、八郎太郎ゆかりの地を巡るエクスカーションを実施しており、今後、周遊型の観光ツアーの造成について可能性を探っていくほか、地域住民の理解を深めるための機運の醸成などについても検討してまいります。

JR花輪線につきましては、今年8月の大雨災害により鹿角花輪駅と大館駅の間が運休となり、代行バスによる運行が続いております。市では、去る9月1日に、八幡平市や滝沢市、盛岡市、大館市及び秋田県と連携し、八幡平市長とともにJR盛岡支社長に対し要望書を提出し、早期完全復旧を働きかけてまいりましたが、今月15日、来年4月から5月の運転再開を見込んでいるとの計画が公表されました。市といたしましても、復旧に向けた協力を行いながら、早期の運転再開につながるよう、引き続き関係機関と連携してまいります。

大館能代空港の利用促進につきましては、県と圏域市町村が協調し、運賃助成などによる利用促進に取り組んでいるところであり、去る11月9日には、私も利用促進協議会の副会長として、国土交通省及び全日本空輸株式会社に対し、1日3往復運航の安定化について要望を行ってまいりました。

さらに、今年度から、新たに函館・津軽・秋田広域観光推進協議会に参画し、広域連携によるエリア周遊コースの魅力発信などに取り組んでいるところであり、今後も積極的な誘客促進に努めてまいります。

 

次に、商工関係についてでありますが、

地域電力小売会社かづのパワーにつきましては、ウクライナ情勢等の影響で電気・原油等の価格が上昇を続け、旧一般電気事業者を含む小売電気事業者の経営環境が厳しさを増す中、かづのパワーにおいても、バランシンググループからの卸供給価格の改定を受け、12月から電気料金が値上げされることになりました。

一方で、三菱マテリアル株式会社との協議を経て、来年度から大沼地熱発電所の電気の一部を固定価格で仕入れることができる見込みとなりましたので、市内で発電された再生可能エネルギー電気を安定した価格で供給することが可能となり、これにより、2030年までのカーボンニュートラル達成に向け、前進するものと捉えております。

工業関係につきましては、11月9日から11日にかけて、鹿角工業振興会及びかづの商工会製造業部会が実施した視察に、市職員と企業力強化アドバイザーが同行し、トヨタ自動車株式会社本社工場をはじめとした東海地区の製造業4社を視察いたしました。視察した企業の取組みなどを活かしながら、引き続き、市内企業の労働生産性の向上や人材育成に向けた取組みにつなげてまいります。

コロナ禍における経済対策につきましては、来年1月末を使用期限としているプレミアム付商品券については、11月18日現在、販売数の約80%にあたる3億6,100万円程が換金済みとなっております。

燃料高騰支援及び再エネ・省エネ設備導入支援については、11月18日現在、燃料高騰緊急支援事業は申請8件で509万1千円交付しており、再エネ・省エネ設備導入支援事業は20件、1,202万円の申請があり、165万円を交付しております。

かづの連泊クーポン券については、10月末までの利用枚数は2,009セットとなっております。なお、これに合わせ、10月末まで実施した、毎月総額100万円相当の特産品が当たるスタンプラリーについては、応募総数は8,333人となり、このうち1,150人が当選しております。

また、市内での買い物などにより宿泊割引が受けられる「鹿角くるくる宿泊キャンペーン」については、10月末までの利用者数は5,855人となっております。

10月から開始された全国旅行支援やインバウンドの受入再開により、入込み数は増加しておりますので、引き続き、観光誘客につながる取組みを効果的に展開してまいります。

 

次に、建設関係についてでありますが、

公共土木施設災害復旧事業につきましては、8月の大雨災害により被災した道路及び河川については、申請件数15件のうち、8件の査定が11月7日から10日にかけて実施されました。査定額は、道路4カ所で、2,894万4,000円、河川4カ所で2,401万4,000円となり、全体の査定率は98.5%となっております。

なお、残りの道路4カ所と河川3カ所の査定については、本日(11月28日)から12月2日にかけて行われており、査定後、着工承認が下り次第、速やかに復旧工事を進めてまいります。

市道除雪につきましては、去る11月22日に、受託業者や関係者による除雪会議を開催し、除雪計画に基づく体制を整えたところであります。

今期は、市道に農道等を加えた約556キロメートルについて、除雪機械109台により除雪作業を実施することとしており、冬期間における安全・安心な道路交通の確保に努めてまいります。

 

次に、教育関係についてでありますが、

市制施行50周年記念「鹿角の未来を担う中学生交流会」につきましては、去る10月20日に、文化の杜交流館コモッセの文化ホールを会場に、市内の中学生682人が参加して開催いたしました。

鹿角市誕生以来、初めて市内の全中学生が一堂に会し、司会進行などの運営も中学生が行いながら、鹿角市の「過去」「現在」「未来」の3部構成により、市内各地区に伝わる伝統文化の歴史や由来、特徴の紹介や、各中学校が取り組んでいるふるさと・キャリア教育の成果を発表いたしました。また、各校の代表4人が「ふるさとのためにできること」をテーマにパネルディスカッションを行い、中学生自身が、ふるさとの課題を当事者として捉え、改めて、「ふるさと・鹿角」への想いを深める貴重な機会となりました。

「風流踊」のユネスコ無形文化遺産登録につきましては、去る10月31日に行われたユネスコの評価機関による事前審査において、「毛馬内の盆踊」を含む「風流踊」が、ユネスコ無形文化遺産の登録にふさわしいとして「記載」に該当するとの勧告が出されました。

正式決定については、本日(11月28日)から12月3日までの間に、モロッコで開催される第17回政府間委員会において、登録に関する最終決定がなされることとなっておりますので、登録決定の発表を心待ちにしております。

「世界遺産のまち」づくりにつきましては、去る11月5日に、大湯環状列石を含む「北海道・北東北縄文遺跡群」の世界遺産登録1周年と、大湯ストーンサークル館の開館20周年を記念し、「大湯環状列石~環状の現在・過去・未来」と題し、記念シンポジウムを開催いたしました。

世界遺産登録に多大なご尽力をされました、文化庁の文化財調査官などからご講演いただき、世界遺産に登録された大湯環状列石の役割と活用について、多くの参加者と共に理解を深めております。世界遺産を永続的にまちづくりに生かしていくためにも、引き続き、大湯環状列石の保存・活用・整備に取り組んでまいります。

全国ジュニアサマーノルディックスキー大会につきましては、去る10月7日から9日までの日程で開催し、全国各地から189人の選手が参加いたしました。感染症対策として、秋田県スポーツ少年団活動ガイドラインを踏まえ、小・中学生は県内の参加者に限定するとともに、昨年同様、全種目を花輪スキー場で実施し、成功裏に終了しております。

第96回全日本学生スキー選手権大会につきましては、来年2月23日から26日までの日程で開催する予定としており、安全・安心に大会を運営できるよう、万全の対策を講じてまいります。

 

次に、本定例会に提案する補正予算の概要についてでありますが、

一般会計については、農地および農業用施設災害復旧工事費等の追加、公共土木施設災害復旧工事費の追加のほか、ふるさと鹿角応援寄附推進事業費の追加、介護保険施設等物価高騰対策事業の追加、医師確保対策事業の追加、除雪委託料の追加、電気料金の高騰に伴う各施設管理費の追加等を計上しております。

その結果、補正額は、13億9,735万7千円の増額となり、補正後の予算総額は208億3,394万1千円となりました。

特別会計については、国民健康保険事業特別会計では、一般被保険者療養費の追加等、後期高齢者医療特別会計では、後期高齢者医療広域連合納付金の減額等、介護保険事業特別会計では、介護給付費負担金返還金の追加等を計上しております。

事業会計については、上水道事業会計および下水道事業会計で、それぞれ動力費の追加等を計上しております。

本定例会には、人事案件1件、指定管理者の指定案件10件、連携協約締結の協議案件1件、条例案件5件、補正予算案件6件、合わせて23件のご審議をお願いいたしております。

詳細につきましては、それぞれの担当部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議のうえ、ご可決賜わりますようお願いいたします。

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 行政班

〒018-5292 秋田県鹿角市花輪字荒田4番地1
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