令和5年第6回鹿角市議会定例会(行政報告)

更新日:2024年02月01日

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令和5年12月1日報告

令和5年第6回鹿角市議会定例会の開会にあたり、提出議案の説明に先立ち、諸般の報告を申し上げます。

はじめに総務関係についてでありますが、

かづのキャンパス構想の推進につきましては、武蔵野大学の受け入れに続き、新たに内閣府のサテライトキャンパス設置等に関するマッチング事業を通じて連携をスタートさせた大正大学社会共生学部公共政策学科のフィールドワークで、学生3人を10月10日から20日までの日程で受け入れました。若者が楽しめる活気のあるまちの実現を目指した研究活動として、『交流型サード・プレイスによる賑わい創出の可能性を探る』をテーマに、市内施設や実例調査のほか、他自治体における先進事例等を調査し、本市における課題点やその解決に向けた方向性を提案いただいております。

関係人口につきましては、去る10月21日に、武蔵野大学有明キャンパスで、「鹿角家U25」交流会を開催いたしました。交流会では、鹿角家U25の会員で不動産会社を起業した方や、多拠点生活をしながらリモートワークの普及を行っている方による事例紹介のほか、今年の夏に本市で研究活動を実施した武蔵野大学の学生による「UIターン起業研究プログラム」の成果報告が行われ、本市での活動の様子や鹿角に対する想いなどが語られました。また、同日に、関係人口・鹿角家会員の交流会「鹿角家家族会議」を開催し、本市出身の俳優・佐藤達氏と南海キャンディーズ・しずちゃんこと山崎静代氏のご夫妻からもご参加いただき、盛会裏に開催することができ、ふるさと鹿角への愛着の醸成が図られたものと考えております。

出会い応援につきましては、去る11月3日に、出会いイベント『第7回かづの縁結び “ご縁結び”バスツアー』を開催いたしました。男性9人、女性7人が参加し、道の駅かづのでの謎解きゲームや、史跡尾去沢鉱山でのガイドツアーを通じて交流を深め、3組のカップリングが成立しております。

地域間交流につきましては、11月3日と4日の2日間、東京都葛飾区柴又帝釈天周辺を会場に、「寅さんサミット2023」が開催され、本市からは、花輪ばやしの演奏と町踊りを披露したほか、きりたんぽ鍋など本市特産品の販売を行い、販売ブースに長蛇の列ができるなど大盛況となりました。また、柴又商店街の店舗とのコラボレーションにより、かづの牛の佃煮弁当と八幡平ポークの肉みそラーメンがイベント限定で販売され、本市特産品のPRと食を通じた地域間交流が図られております。

次に、民生関係についてでありますが、

地域コミュニティの維持と活性化につきましては、私の公約でもあります「市民との対話」を推進するため、昨年度に引き続き「地域づくりミーティング」を実施しており、今年度は、これまでに3地区で開催しております。各地域づくり協議会等が主体となり、昨年度のテーマを深掘りしながら地域の特性を生かした事業の検討が行われるなど、地域活性化に向けた取組みが進められております。また、去る11月21日に、各自治会を対象に、地域づくりリーダー研修会を開催いたしました。「自治会への女性の参画について」をテーマとした講演で、講師の方の経験をもとに、先進事例の紹介のほか、女性が自治会活動に参画することの意義やメリットなど、今後の自治会運営への助言をいただき、自治会活動の活性化につながる実践的な情報を得る有意義な機会となりました。

男女共同参画社会の推進につきましては、10月25日に、ワーク・ライフ・バランス優良企業表彰を行ったほか、「“女性活躍”がなぜ必要か?~そのビジネスメリットと推進のポイント~」をテーマに、あきたF・F推進員で、ジャーナリストでもあります麓幸子氏による基礎講座などを開催し、男女が共に働きやすい環境づくりと、仕事と生活の調和のとれたライフスタイルの推進を図っております。

住民税非課税世帯等を対象とした電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金につきましては、申請期限の10月31日までに申請書を受理した3,498世帯に対し、3万円の給付を行っております。また、障がい者支援施設や介護保険施設の光熱費の支援として、入所施設41施設に対し、定員1名につき1万2千円、通所施設29施設について、定員1名につき6千円の給付が完了しております。さらに、先般閣議決定された「デフレ完全脱却のための総合経済対策」において、追加支援が予定されていることから、国の補正予算を踏まえて速やかに対応してまいります。

地域医療の推進につきましては、去る11月5日に、岩手医科大学の寄附講座事業として、医療職を志す中高生のためのシンポジウムを開催いたしました。シンポジウムでは、本市の医師修学資金制度を利用し、現在、県外の医療機関で研修されている本市出身の医師をはじめ、歯科医師、薬剤師、看護師など、実際に医療専門職として活躍されている11の職種の方を講師に迎え、医療職を目指す生徒が、直接、話を伺う貴重な機会となりました。また、11月23日に、市民町民公開講座として、「子宮頸がん予防講演会」を開催いたしました。岩手医科大学の産婦人科学講座の馬場 長教授から、「子宮頸がんから守る」をテーマに、子宮頸がんの予防や最新情報について講演いただきました。そのほか、がんになられた方の体験談や、子宮頸がんを題材とした映画「いのちのコール」の上映も行い、子宮頸がんから身を守るためのワクチン接種やがん検診受診の大切さについて、意識を深めていただく機会となりました。

次に、農林業関係についてでありますが、

令和5年産米の作柄につきましては、田植え後から6月上旬までの低温や日照不足に加え、8月の高温障害により、本市を含む県北地域の作況指数は「96」の「やや不良」で、10アール当たりの予想収量は530キログラムと公表され、大雨被害のあった昨年と同程度となっております。また、令和5年産米の概算金価格は、昨年よりは値上がりしたものの、上り幅は小さくなっております。一方で、依然として燃料費をはじめとする生産コストが高止まりしており、農業経営をひっ迫させている状況にあることから、国や県、関係機関と連携し、コスト削減などの支援に取り組んでまいります。

野菜につきましては、キュウリやトマトなどの主力作物は、6月上旬の低温や日照不足に加え、8月の高温による影響で、昨年より収量、販売額ともに下回った品目もありましたが、全体では、大雨被害のあった昨年を上回る結果となりました。

「北限の桃」につきましては、肥大時期に降雨が少なく好天が続いたことにより、JAの集荷量は昨年を上回ったうえ、秀品率と市場単価が昨年より高く推移したことから、販売額は昨年を上回る1億3,700万円となっております。また、産直販売での売上げのほか、海外への輸出も好調であり、認知度の向上により需要がますます高まってきておりますので、引き続き、関係団体と連携し、さらなるブランド力の向上に向けて生産指導や作付拡大を支援してまいります。

畜産につきましては、10月24日に、鹿角家畜市場に短角・褐毛の子牛、合わせて35頭が上場され、27頭の売買が成立しております。このうち、日本短角種は24頭が取引きされ、税抜きの平均価格は、19万5,000円程で、昨年の平均価格21万2,000円を1万7,000円程下回る結果となりました。コロナ禍明けで、外食需要の回復による子牛の取引価格の上昇が期待されましたが、飼料代の高止まりなどの影響により、購買者の繁殖農家や肥育農家が、生産コストの削減のために、購入価格を抑える傾向が続いており、価格の下落に影響したものと捉えております。かづの牛の販売促進については、秋田県畜産農業協同組合が、9月20日から、鹿角花輪駅前にかづの牛自動販売機を設置しており、販売は大変好調であると伺っております。また、10月15日に開催した第20回かづの畜産まつりでは、4年ぶりにバーベキューコーナーも復活し、市内外の多くの方々からかづの牛を堪能いただき、大変好評でありました。今後につきましても、畜産農家や関係団体と連携を図りながら、より一層の販売促進に取り組むとともに、増頭対策を計画的に進めながら、枝肉出荷頭数100頭台を維持してまいります。

秋田県種苗交換会につきましては、去る11月5日に開催されましたJA秋田中央会理事会において、来年度、本市で9年ぶりに開催されることが決定いたしました。種苗交換会は、県内外から多くの来場者が訪れる農業の祭典であり、地域産業の活性化が期待される一大イベントでありますので、関係団体と連携しながら地域全体で取り組んでまいります。なお、会期は今後行われるJA秋田中央会理事会にて決定となりますが、市では、1月に準備事務局を立ち上げ、万全の体制を整えてまいります。

クマの出没状況につきましては、11月15日までの目撃・被害通報件数は308件で、昨年10月末日と比較して184件と大幅に増加しております。そのうち被害件数は78件で、昨年と比較して34件の増となり、11件の人身事故が発生しております。また、有害鳥獣駆除によるクマ捕獲頭数は167頭で、昨年より90頭の増となっております。被害が発生した地域を分析しながら、効果的な駆除活動を実施しておりますが、今年はドングリなどクマの餌となる木の実が大凶作となったことにより、里山のみならず生活圏でも出没が倍増する異常事態となっております。本市では、こうしたクマの異常出没を踏まえ、10月20日に「鹿角市ツキノワグマ緊急対策本部」を立ち上げ、情報共有や被害防止対策を協議し、10月24日に、クマ対策に関する臨時広報を全戸配布しております。また、今年は親子クマの目撃が多く、米や蕎麦、栗やりんご、桃や柿の食害も多発していることに加え、暖冬の予測もあることから、今後もクマの出没による被害が懸念されます。このことから、10月26日に、県をはじめ警察署や猟友会など関係機関で組織する鹿角市鳥獣被害防止対策協議会を開催し、猟期に入った後も、有害鳥獣駆除を適切に継続していくことを申し合わせております。クマの目撃情報や人身事故などの被害状況から見ると、依然として多くのクマが生息しているものと推測されますので、今後も重点的に有害鳥獣駆除を実施してまいります。

森林経営管理制度につきましては、森林所有者から市が経営を委託された八幡平の松館と長牛地区の739筆、254ヘクタールの経済林の再委託の募集に対し、3者から応募があったことから、10月6日に選定委員会を開催し、鹿角森林組合を再委託先として決定いたしました。今後、応募に際して企画提案された内容に基づき、適切な森林経営が行われるよう、きめ細かな指導を行ってまいります。

市有林の森林認証取得に向けた取組みにつきましては、8月と10月に、世界的な森林認証機関であるSGSジャパン株式会社により、本市の、持続可能な森林づくりなどの森林経営方針や、森林施業を通じた地球温暖化の防止、水土保全、生物多様性の保全に努めるなどの環境方針に基づいた森林管理経営の取組みのほか、林業労働安全や森林の健全性と活力に影響する森林病害虫、獣害、山火事等への対応について調査が行われました。その結果、これらの本市の取組みが評価され、11月8日に、SGSジャパン株式会社から認証を受け、市有林の777.11ヘクタールが森林認証に登録となりました。今後は、包括連携協定を締結している葛飾区において、公共施設に鹿角産材を活用する予定があることから、市有林から森林認証による木材を供給し、実績を高めながら森林認証の効果を波及させてまいります。

次に、観光関係についてでありますが、

去る11月25日に鹿角の郷土料理シンポジウムを開催し、鹿角の気候風土が生んだ食材・習慣・伝統・文化などによって育まれた、きりたんぽ、けいらん、鹿角ホルモンを中心に、トークセッションや試食会を実施いたしました。今年度は、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されてから10周年の記念の年であり、全国各地で、あらためて伝統的な食文化を未来に伝える機運が高まっております。本市においても、この機会を捉えて「食」の魅力を発信していくことにより、観光誘客につなげてまいりたいと考えております。

広域観光の推進につきましては、昨年度から本市も参画しております「函館・津軽・秋田広域観光推進協議会」が、広域エリア内の周遊観光の促進を目的としてガイドブックを作成し、首都圏の主要な駅などに配置しております。本市では、縄文遺跡群の「大湯環状列石」を掲載し、認知度の向上を図っております。また、JR東日本のホームページに、沿線市町村との連携による広域モデルコースを掲載し、周遊観光の魅力を発信しております。

このほか、環境省の「国立公園における滞在体験の魅力向上先端モデル事業」に十和田湖地域が選定されたことを受け、10月19日に設立された「十和田湖1000年会議」に、本市も構成員として参画しております。今後、基本構想の策定への協力のほか、ワーキンググループに参画し、構成自治体や会員として参画されている団体などと連携し、十和田湖の新たな価値や魅力を引き出すコンテンツの造成や、上質な滞在型観光創出に向けた資源の磨きあげなど、国内外からの観光誘客につながる取り組みとなるよう努めてまいります。

インバウンド対策強化事業につきましては、今月10日から、秋田空港に、台湾からのチャーター便が週2便運行される予定となっております。8月に県知事とともに実施した台湾でのトップセールスにおいて、チャーター便の運行も見据え、冬季誘客に向けて温泉や国立公園十和田八幡平の雪の魅力など、他にはない観光コンテンツを積極的に売り込んでおりますので、引き続き、本市への送客にかかる支援制度の紹介や、動画プロモーションなどにより、継続的に情報発信に取り組むことで、さらなる誘客拡大に努めてまいります。

JR花輪線につきましては、鹿角花輪駅が11月10日に開業100周年を迎えたことを記念して、翌11日に、鹿角花輪駅で、花輪ばやしの実演による歓迎イベントを実施いたしました。また、限定版の「駅カード」を作成し、来年3月10日まで、花輪線の乗車券提示と引き換えに配布しております。引き続き、花輪線利用促進協議会を通じて関係機関と連携し、花輪線のPRと利用促進につながる事業を展開してまいります。

中核的観光団体体制強化伴走型支援事業につきましては、9月12日より、新たに地域おこし協力隊が着任し、市とNPOかづのふるさと学舎との業務委託契約を通じて、中滝ふるさと学舎での活動を開始しております。主に中滝ふるさと学舎ステップアップ計画に基づく体験メニューの磨き上げや開発、アートやSDGs、情報発信プロジェクトなど、隊員の特技を生かした取り組みを進めており、地域活性化につながる活動を積極的に展開し、交流人口や関係人口の創出とともに、誘客促進を図ってまいります。

ヘリテージ・ツーリズム推進事業につきましては、9月22日と23日の2日間、大湯ストーンサークル館を会場に縄文鹿魂祭を開催いたしました。市内の伝統芸能を一堂に集め、縄文祭との連携により開催し、1日目は、地元小学生向けに各種縄文体験を実施したほか、2日目には多くの来場者から縄文の祭祀空間で行われたイベントを堪能いただくなど、本市のヘリテージ・ツーリズム推進の機運の醸成につながったものと捉えております。

次に、商工関係についてでありますが、

鹿角市くらし応援プレミアム付商品券につきましては、11月末までの利用期限で、現在、最終実績を集計しておりますが、11月24日現在で、販売数の約86%にあたる2億1千99万3千円が利用されております。

まちなかオフィスにつきましては、情報サービス等の企業誘致を促進するため、サテライトオフィス機能を追加し、個人に加え企業についても、入居者を募集しておりましたコネクトオフィス2部屋については、2社から申し出があり、入居にかかる審査会を10月に開催いたしました。審査会の結果、いずれの企業からもご入居いただき、鹿角産品をメインにした販路拡大ビジネスを行う企業と、イベント企画及び各種コンサルティングを行う企業が、11月から入居しております。今後も誘致企業と本地域や地元企業等とのつながりを醸成し、企業誘致、本市における新産業の発展に努めてまいります。

地球温暖化対策につきましては、再エネ導入事業については、11月末現在での補助金交付決定は、自家消費型太陽光・蓄電池導入支援で5件、木質バイオマス熱利用機器導入支援で4件に対し、補助金の交付決定をしております。また、遊休市有地を活用した地域向け電源導入促進事業については、公募していた2箇所に応募があり、発電事業者の決定を経て、事業に着手されております。引き続き、補助制度の利活用を促しながらカーボンニュートラル達成に向けて努めてまいります。

温暖化防止の意識醸成については、企業や団体へ脱炭素行動を促しCO2排出量の見える化を推進するため、10月に「脱炭素行動事業者認定制度」を創設いたしました。省資源、省エネ活動、再エネ導入など脱炭素に取り組む企業等を認定し、市のホームページで公表するとともに、優れた取組みを行っている事業者を表彰することにより、市民や企業等の機運と意識を醸成しながら、官民一体となってカーボンニュートラルを推進してまいります。

EV普及に向けた取り組みにつきましては、電気自動車の導入と普及の可能性を調査するため、超小型の1人乗りバッテリーEVの「コムス」2台を無償で貸し出してモニター実証を行うこととしております。業種を問わず様々な企業や団体から、実際にEVを活用いただきながら導入促進を図ってまいります。

カーボンニュートラル推進に係る人材登用につきましては、総務省の地域プロジェクトマネージャー制度の活用による外部人材として、10月1日からカーボンニュートラル推進マネージャーが着任しております。専門的な知見を活かし、温暖化対策実行計画のマネジメントや、かづのパワーの運営支援を主に担っているほか、カーボンニュートラルを通じた地域活性化策にも寄与するよう、多くの地域住民と関わりながらプロジェクトを推進してまいります。

脱炭素社会の実現に資する取組みにつきましては、トヨタグループの豊田通商株式会社が、11月10日から、ユーラス田代平ウィンドファームの固定価格買取制度(FIT)が終了した電力を活用し、使用済み車載用電池を定置用の蓄電池システムへリユースする実証事業を開始しております。再エネ電力と使用済みの蓄電池の有効利用のほか、電力需要のピークシフトの観点においても、非常に画期的な実証事業であり、2030年ゼロ・カーボンシティを目指している本市において、こうした事業が展開されていることは、大きな意義があり、脱炭素社会の実現の後押しにもなるものと考えております。この事業に参画するトヨタ自動車株式会社や東京電力ホールディングス株式会社を含めた大手企業に対しましては、地元企業の育成や技術、ノウハウの提供などに貢献いただけるよう、機会を捉え要望してまいります。今後につきましても、本市の豊富な再エネ資源がこのような事業に有効に活用され、地域産業の発展に寄与するよう呼び掛けてまいります。

次に、建設関係についてでありますが、

市道除雪につきましては、去る11月17日に、受託業者をはじめ関係者による除雪会議を開催し、除雪計画に基づく態勢を整えたところであります。今期は、昨年の大雨災害で被災した市道の復旧に伴う除雪路線の見直しなどにより、市道に農道等を加えた約556キロメートルについて、除雪機械110台により除雪作業を実施する態勢としており、冬期間における安全・安心な道路交通の確保に努めてまいります。

道路整備に係る要望活動につきましては、私が会長を務めております「八戸・能代間、北東北横断道路整備促進期成同盟会」及び「角館大鰐間国道整備促進期成同盟会」が、10月3日の鹿角地域振興局を皮切りに、10月10日に青森県、青森県議会、11月6日に秋田県、秋田県議会に要望活動を行いました。同盟会の会員となっている秋田県及び青森県の沿線市町村のほか、鹿角市議会議長、または副議長と共に要望を伝えることができ、関係機関に道路整備の必要性などを力強く要望できたものと捉えております。このほか、鹿角市議会議長又は副議長と共に、国土交通省、財務省のほか、東北地方整備局や能代河川国道事務所などに、道路整備にかかる要望活動を行っております。

次に、教育関係についてでありますが、

全国ジュニアサマーノルディックスキー大会につきましては、10月6日から8日までの日程で、花輪スキー場を会場に開催いたしました。全国各地から、昨年より60人多い、249人の選手が参加し、成功裏に終了しております。

第97回全日本学生スキー選手権大会につきましては、来年2月16日から19日までの日程で、花輪スキー場で開催する予定としております。新型コロナウイルス感染症の5類移行後の最初の大会となりますが、引き続き選手・役員が安心して大会に挑めるよう、万全の態勢で準備を進めてまいります。

次に、本定例会に提案する補正予算の概要についてでありますが、

一般会計については、ふるさと鹿角応援寄附推進事業費の追加、除雪委託費の追加、障害者自立支援給付事業費の追加、電気料金の高騰に伴う各施設管理費の追加のほか、給与改定に伴う人件費の追加などを計上しております。その結果、合わせて補正額は8億8,899万8千円の追加となり、補正後の予算総額は206億8,652万4千円となりました。

特別会計については、国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険事業特別会計で、人件費の調整のほか、返還金の追加等を計上しております。

事業会計については、上水道事業会計および下水道事業会計で、人件費の調整等を計上しております。

本定例会には、指定管理者の指定案件15件、市道認定案件1件、条例案件9件、補正予算案件6件、合わせて31件のご審議をお願いいたしております。

詳細につきましては、それぞれの担当部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議のうえ、ご可決賜わりますようお願いいたします。

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 行政班

〒018-5292 秋田県鹿角市花輪字荒田4番地1
電話:0186-30-0203 ファックス:0186-30-1122
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