令和7年度武蔵野大学受入プログラムのお知らせ
鹿角市と武蔵野大学(東京都江東区)は、地方創生にかかる共同研究などを推進し、持続可能なまちづくりを実現するために、令和2年11月に包括連携協定締結しています。今年度も8月から9月中旬にかけて総勢33名の学生が本市を訪れ、鹿角全域をキャンパスとした3つの研究テーマのもとで、地域活性化に向けたプログラムを実施します。
活動期間と研究テーマ
期間 | 研究テーマ | 担当教員 | 学生数 | 成果報告会 |
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8/3(日曜日)~8/12(火曜日) | 若者たちのGOOD・PLACEー中高生と考える“わくわくが生まれる”居場所づくりー | 教養教育部会 小暮先生 | 8人 | 8/10(日曜日)14時00分~15時30分 |
8/12(火曜日)~8/28(木曜日) | かづのDMO体験プロジェクト~世界遺産のまち・鹿角で「住んでよし」・「訪れてよし」の観光地域づくりを実践~ | 経営学部会計ガバナンス学科 佐藤先生 | 12人 | 8/27(水曜日)14時00分~15時30分 |
9/1(月曜日)~9/10(水曜日) | 起業家の鞄持ちで地域の魅力発見!ー鹿角発、学生アイデアで企業と地域をもっと面白くー | 経営学部経営学科 姜先生 | 13人 | 9/9(火曜日)14時00分~15時30分 |
※報告会はいずれも「鹿角市まちなかオフィス」で開催します。どなたでも聴講できますので、興味のある方はぜひご参加ください。
研究概要
1. 若者たちのGOOD・PLACE(かづの未来アカデミー)
自宅や職場、学校ではなく、人々が自由に交流し、リラックスできる第3の居場所は「サードプレイス」と呼ばれ、近年注目を集めています。サードプレイスがある人は、世代を問わず幸福感が高いことが研究でも明らかになっています。
若者の流出が進む本市においては、若者が将来に対して、わくわくする選択肢を持ち、社会とつながりながら、生き生きと過ごせる新たな居場所(GOOD・PLACE)が求められており、中学生や高校生を対象としたヒアリング調査や社会実験などを通じて、鹿角版GOOD・PLACEの在り方を今年度から3年間かけて研究していきます。
2. かづのDMO体験プロジェクト
地域DMOの拠点施設「道の駅かづのあんとらあ」や市内宿泊施設等でのインターンシップやマーケティング調査などを通じて、稼ぐ鹿角観光の取組みを学びます。また、世界文化遺産「大湯環状列石」の視察やユネスコ無形文化遺産「花輪祭の屋台行事」の体験を通じて、本市の歴史文化を守りながら、国内外の観光需要を取り込んでいくための観光文化振興策を若者の視点で提案します。
3. 起業家の鞄持ちで地域の魅力発見!
関係人口の拡大につなげるため、市内事業者とともにふるさと納税の新たな返礼品づくりに取り組むプログラムを実施します。大学生が事業者を訪問し、既存商品の魅力や抱えている課題などについてヒアリングを行い、若者目線で地域資源を生かした商品提案を行います。学生は事前に地域の特徴や産品について学んだ上で現地調査を行い、最終的に返礼品開発につながるアイデアをまとめて事業者へ提案します。
鹿角サテライト推進拠点の設置

まちなかオフィスに設置した「鹿角サテライト拠点」
令和4年度より、本市における大学サテライト機能を強化するため、鹿角市まちなかオフィス2階に期間限定で「武蔵野大学鹿角サテライト推進拠点」を設置し、教員や大学生等が研究拠点として活用しています。
設置期間:8月1日(金曜日)~9月12日(金曜日)
更新日:2025年07月16日