HPV(ヒトパピローマウイルス)感染症ワクチン

更新日:2025年02月21日

ページID : 8888

HPV感染症とは

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。

子宮頸がんは国内では年間約11,000人が発症し、年間約3,000人が死亡すると推定されています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。

 

HPV感染症を防ぐHPVワクチン接種と子宮頸がん検診を定期的に受けることで、子宮頸がんの発症や死亡の減少が期待できます。

 

HPVワクチンは、定期接種・キャッチアップ接種として無料(公費負担)で接種ができます。この機会に、ワクチン接種をしましょう!

HPVワクチン接種の対象者

定期接種

小学6年生から高校1年生相当の年齢の女子
(おすすめの接種時期は中学1年生)

キャッチアップ接種(接種の機会を逃した方のための救済措置)

1997(平成9)年4月2日~2008(平成20)年4月1日生まれの女性

 

キャッチアップ接種対象の方が無料で接種できる期間が延長されました!

キャッチアップ接種対象者および2008(平成20)年度生まれの女子で、2022年4月1日~2025年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方は、全3回のHPVワクチン接種を公費で完了できるようになりました。

延長期間

2026(令和8)年3月31日まで

接種に必要なもの

予診票
 福祉保健センター(すこやか子育て課)または医療機関に設置しています。

マイナ保険証等

母子健康手帳 

委任状(保護者以外が同伴する場合)
 市内医療機関は高校生以下の方が予防接種を受ける場合、保護者の同伴が必要です。

市内実施医療機関

予防接種は事前予約が必要です。

市内実施医療機関一覧
医療機関 実施日時 対象

いけがみレディースクリニック

0186-30-0111

月・火・木・金曜日

16時~17時

(初回接種時は、16時)

小学6年生以上

大湯リハビリ温泉病院

0186-37-3511

 予約受付時に決定 小学6年生以上

本田内科胃腸科医院

0186-35-3002

月~金曜日 15時~17時

キャッチアップ接種不可

小学6年生~

高校1年生

かづのファミリークリニック

0186-22-6080

月~金曜日

9~11時 / 14~17時

土曜診察が月2回あり、午前のみ

小学6年生以上

三ケ田内科循環器科医院

0186-31-1231

予約受付時に決定

電話予約:月~金曜日 15時~16時

小学6年生以上

上記ほか、秋田県内の指定医療機関でも予防接種が受けられます。

 

秋田県外での接種を希望される場合は申請が必要です。 

詳しくは、こちらでご覧ください。→ 県外で定期予防接種を受けるには、事前に申請が必要です。

キャッチアップ接種について

HPVワクチンの積極的勧奨の差し控えにより、接種機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保する観点から、特例として令和4年度~6年度まで定期接種の対象年齢を超えても公費(無料)で接種ができます。

接種できるワクチンの種類や接種に必要なものは定期接種と同じですが、一部医療機関ではキャッチアップ接種を実施しておりませんので、ご注意ください。

特例措置期間

2022(令和4)年4月1日~2025(令和7)年3月31日 実施期間が延長となりました!

 

HPVワクチンキャッチアップ接種まだ間に合います画像

キャッチアップ接種対象者でHPVワクチンの接種を自費で受けた方への費用助成について

こちらのページをご覧ください。

申請期限 2025(令和7)年3月31日(月曜日)まで

HPVワクチンと副反応について

HPVワクチンは、接種することによって体内に抗体をつくり、HPV感染を防止します。現在、国内で市販されているワクチンは、ハイリスクタイプに分類される16型と18型の感染によるHPV感染症及び前がん病変に対して高い予防効果があるといわれています。

ワクチンの種類

現在、HPVワクチンは3種類が供給されています。種類によって接種間隔などが異なるため、どのワクチンを選択するかは医療機関でよく相談し接種してください。原則、同じワクチンで接種を完了します。

2価ワクチン(サーバリックス)

国内外で子宮頸がん患者からもっとも多く検出されるHPV16型および18型のウイルス様粒子を含んでいます。

4価ワクチン(ガーダシル)

HPV16型および18型のウイルス様粒子のほか、尖圭コンジローマや再発性呼吸器乳頭種症の原因ともなる6型、11型も加えられたワクチンです。

9価ワクチン(シルガード)

2価・4価ワクチンに含まれているものに加え、5種類のHPV(31型、33型、45型、52型、58型)の感染を予防することができます。

HPV16型と18型の感染を予防することで、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。また、9価ワクチンは、ほかの5種類のHPV感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぐことができます。

副反応

主な副反応として、注射した箇所の発赤・腫れ・痛みなどがありますが、通常2~3日で自然に治ることが多いです。このほか、軽度の発熱や頭痛、寒気やだるさなどの全身反応がありますが、その多くは一過性のものです。また、極めてまれですが、じんましんや全身の脱力、失神などの症状がでることもあります。

症状がひどかったり、長引くときは速やかに医療機関を受診してください。

もしもワクチンによって健康被害が起こってしまった場合

こちらをご覧ください。→ 予防接種健康被害救済制度

HPVワクチンなんでも相談フォーム

HPVワクチンについて不安なことやちょっとした疑問など、なんでも保健師が答えます!ご気軽にお問い合わせください。

相談フォームへ移動

いのっぴをクリックすると、相談フォームの入力画面になります。(別タブで入力画面が開きます。)

回答には2~4日(土日祝日を除く)の時間がかかりますので、お急ぎの場合は下記までお電話でご連絡ください。

この記事に関するお問い合わせ先

すこやか子育て課 健康づくり班(福祉保健センター内)

〒018-5201 秋田県鹿角市花輪字下花輪50番地
電話:0186-30-0119 ファックス:0186-30-1257
お問い合わせはこちらから