まちの話題 令和元年11月
青少年の育成を考える集会の合同開催
11月30日に青少年育成鹿角市民会議とかづのPTA連合会が合同で、「青少年を育てる市民のつどい&PTA活動を考える会」をエスポワールかづので開催しました。
例年、おのおので行っていた2つの行事を一つにまとめたことで、児童・生徒など青少年について幅広く考える機会となりました。
なかでも、少年の主張の入賞者による発表では、登壇した生徒らが自らが抱える不安や意見を精一杯主張し、来場者の胸を打ちました。
堂々とした佇まい 声良鶏銅像の移設
11月30日に歴史民俗資料館前で、声良鶏銅像の移設記念イベントが行われました。
この銅像は、鹿角花輪駅前の広場の拡幅工事に伴い、駅前ロータリーから歴史民俗資料館敷地内へ移設されたものです。
天然記念物全日本声良鶏保存会の工藤会長は「向かいにある児童クラブの子どもたちや、歴史民俗資料館の来館者など、多くの方々に声良鶏のことを知ってもらいたい」と期待しました。
山を育てる発電所 小水力発電所竣工
近江谷地小水力発電所が完成し、11月27日に花輪近江谷地内で竣工式が行われました。
発電所は、十和田大湯の西村林業が建設したもので、売電して得た収益は山の手入れに係る経費に充てられるということです。地元の民間会社が小水力発電に取り組むことは県内において初となっています。
西村公一社長は「循環型社会の実現を目指して建設した。今後は、小水力に関する研修会なども行っていきたい」と抱負を述べました。
中高生が提案 かづの未来の若者会議
かづの未来の若者会議に参加している市内中高生3人が会議で話し合った内容をまとめ、11月27日に提案書を児玉市長に提出しました。
この提案書には、「インターネットを活用したPRの必要性」や「地元企業の魅力を知ることができる職場体験」など生徒が考える意見が記載されています。
受け取った児玉市長は「行政では考えつかない内容も提案されており、ぜひ皆さんの意見を総合計画に取り入れていきたい」と話していました。
第35回県小学生女子個人剣道優勝大会
第35回秋田県小学生女子個人選抜剣道優勝大会で優勝を果たした楓凛館(ふうりんかん)鹿角道場の阿部桜さんと準優勝の木村美友さんが11月20日、児玉市長を訪れ、結果を報告しました。
同大会における鹿角勢の優勝は初で、同門対決による決勝戦も初めての快挙だということです。
児玉市長は「立派な成績ですね。これからもずっと剣道を続けてください」と激励し、二人は「優勝を目指して練習を頑張ります」と口をそろえました。
池田さんの秋田紅あかり 農林水産大臣賞を受賞
十和田錦木の果樹農家、池田貴宏さんが第142回秋田県種苗交換会において、「秋田紅あかり」で農林水産大臣賞を受賞しました。
秋田紅あかりは、酸味が少なく甘い区口当たりが特徴的なりんごで、幼い頃からこのりんごを食べてきた貴宏さんにとって、特別なりんごだと話します。
農林水産大臣賞を受賞して貴宏さんは、「夢のような感覚で、非常に驚きました。父がずっと作ってきたりんごが素晴らしいものだったことが、受賞の大きな要因だと思います。この受賞は、池田家でいただいたものだと感じています。」と話していました。
貴宏さんは「りんごは自分の子どものような存在です。特に秋田紅あかりは、りんごから伸びるツルが他のりんごよりも短く、収穫の際には傷がつかないように細心の注意が必要です。でも、手間をかけても、良いものができるのであれば、面倒ではありません。今後もおいしいりんごを作り続けていきたいです。」と今後の抱負を語りました。
りんご収穫祭
11月13日に、市役所敷地内に植えられているりんごの収穫祭が行われました。
今年は、尾去沢保育園、八幡平なかよしセンター、杉の下保育園の園児62人が参加し、収穫作業を行いました。
園児たちは、高い所にある大きな実に一生懸命手を伸ばし、それを手にすると歓声を上げて喜んでいました。りんごの試食では、「おいしい」と笑顔を見せていました。収穫したりんごは、園児らにプレゼントされたほか、市内の福祉施設などに贈呈され
ました。
男女がともに働きやすい職場へ
11月12日、文化の杜交流館コモッセで「ワーク・ライフ・バランス優良企業表彰式」と「男女共同参画基礎講座」が行われました。
市では、男女がともに働きやすく、仕事と生活の調和がとれる職場づくりに積極的に取り組んでいる企業を表彰しています。今年度の優良企業は「株式会社石川組」が選ばれました。
基礎講座では、昨年優良企業表彰を受けた株式会社タカヤの高谷秀和社長を講師に招き、働きやすい職場づくりへの取り組みについて理解を深めました。
きりたんぽ発祥まつり
11月11日の「きりたんぽの日」に合わせ、10日に道の駅かづの「あんとらあ」できりたんぽ発祥まつりが開催されました。オープニングでは、たんぽ小町ちゃんの誕生日を祝い、保育園児がケーキを贈っていました。
会場には、発祥の地ならではの「山子鍋」をはじめ、さまざまなきりたんぽ鍋が用意され、多くの家族連れでにぎわいました。
尾去沢で映画ロケ
尾去沢小学校では、ふるさと・キャリア教育の一環として講座「なるほど!オサリザワールド」を行っており、11月8日にその第4回目が行われました。
34年前に国民的映画「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」が花輪や尾去沢の水晶山スキー場で撮影されたことを受け、子どもたちの地域への関心を高め誇りをもってもらおうと、今回は「尾去沢で映画ロケ」をテーマに開かれました。
講師として、エキストラ出演した小田切康人さんを招き、撮影時のエピソードや当時大変な盛り上がりを見せた地域の様子などを紹介すると、子どもたちは驚きの声をあげていました。
子ども人権デーの集い
子どもたちに思いやりの気持ちや命の大切さなどについて考えてもらおうと、11月5日に八幡平中学校で「子ども人権デーの集い」が開催されました。
小学生人権標語コンテストと中学生人権作文コンテストの優秀作品の発表と表彰、感想発表などが行われました。
人権作文コンテストで奨励賞を受賞した八幡平中学校2年成田采生(なりたあやな)さんは、「言葉の力」と題した作文で、「言葉の力は大きい。言葉一つで変わる」などと発表しました。
鹿角音楽祭
11月3日に「鹿角音楽祭」が文化の杜交流館コモッセ文化ホールで行われました。
花輪第二中学校の琴の演奏で幕が開け、第一部では合唱や器楽が、第二部ではバンドやミュージックパフォーマンスが行われました。
市内小中学校の代表それぞれが合唱や演奏を披露し、観客はその美しい音色に聞き
入っていました。
73年の歴史に感謝 二中祭・閉校記念式典
11月2日に花輪第二中学校で「二中祭」と「閉校記念式典」が行われました。
花輪第二中学校は来年度から花輪第一中学校との統合が決まっており、花輪第二中学校としての学校祭は今回の開催で最後となります。
二中祭では、書道・美術作品の展示のほか、学習発表会や劇などが披露され、会場を盛り上げました。
閉校記念式典では、生徒や保護者、旧教職員などおよそ240人が花輪第二中学校の体育館に集まりました。
閉校記念式典実行員会の児玉健司委員長は「感謝の気持ちを言葉では言い表せない。73年の歴史を忘れない」と母校への感謝を述べました。
その後、過去の写真のスライドショーや生徒によるクイズなどで、歴史と伝統を振り返りました。
最後には、生徒が校訓である「尚志」と書かれた衣装を身にまとい、二中ソーランと合唱を披露した後、「73年のキセキをありがとう。未来へつなげ二中魂」とさらなる成長を誓いました。
更新日:2024年02月01日