まちの話題 令和2年8月
一夜限りのプレミアムな共演

8月19日、「花輪ばやし」と「毛馬内盆踊り」のライブ配信が行われました。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、これらの祭りは中止となりましたが、伝統を受け継ぎ、関わるすべての方々の熱い想いが途切れることのないよう同日のライブ配信が行われました。
当日は無観客での開催となり、毛馬内盆踊りの「呼び太鼓」から始まり、「大の坂」や「甚句」などが披露されました。続いて、花輪ばやしの「二本滝」や「矢車」、「本ばやし」など
が披露されました。
撮影現場は、太鼓や踊りを行う方々の熱気に包まれ、本番さながらの雰囲気が存分に感じられる空間となりました。
また、花輪ばやしの豪華絢爛な屋台を背景に、毛馬内盆踊りが行われたことや、2つの祭りが共演したことで、これまでにない特別な映像となっています。
最後には、花輪ばやしに伝わる手締めの儀式「サンサ」が行われ、いつもとは違う鹿角の熱い夏を締めくくりました。

武者絵がまちを彩る

新型コロナウイルス感染症の影響を受け、花輪ねぷたが中止となりましたが、旭町・谷地田町・大町の若者会がそれぞれ町内に武者絵を描き展示しました。
なかでも、旭町では、本番さながらのサイズで、文化の杜交流館コモッセこもれび広場に絵を吊るしました。
武者絵を描いたのは、五日市さんです。五日市さんは、今年で若者会の卒業に加え、最前線での祭りの参加は最後になることから、後輩たちに絵を教える場を設けようと、武者絵の作成を決意しました。題材は「悪あくげんたよしひら源太義平」で、源みなもとのよしひら義平が自分を処刑した平家の武士に怨霊となって襲いかかる場面が描かれました。
また、谷地田町の若者会は、交流(MIT)プラザ前に、アニメ「鬼滅の刃」をモチーフにした武者絵を、大町の若者会は、交流スペース「ピコハウス」に新型コロナウイルス感染症の収束を願い「アマビエ」が描かれた灯ろうを展示しました。


非接触ミラー型皮膚 温度計の贈呈
8月12日、花輪ロータリークラブより新型コロナウイルス感染症拡大防止に役立ててほしいと、非接触ミラー型皮膚温度計14台が贈られました。
非接触ミラー型皮膚温度計は、鏡に顔を映すだけで体温を測定でき、規定以上の体温の場合は、赤字で警告が表示されます。
竹田会長は、「子どもたちが面白がって使ってくれるのでは。これを利用し、安心して祖父母に会えるようにしてほしい」と話しました。
市では、児童クラブや市民センターなど、子どもが利用する施設に設置するとしています。
明治安田生命 「私の地元応援募金」
8月5日、明治安田生命保険相互会社より、寄附金42万6400円が贈られました。
同社では、社会貢献の取り組みである「地元の元気プロジェクト」を展開しており、新型コロナウイルス感染拡大により、地域社会にさまざな影響が生じていることを踏まえ、プロジェクトの一環として、従業員が縁のある地域に任意で募金する「私の地元応援募金」に取り組んでいます。
鹿角営業所の佐久間所長は、「新型コロナウイルス感染症拡大防止に役立ててほしい」と話していました。
松館しぼり大根 小学生が種まき体験
8月3日、八幡平小学校の3年生30人が松館しぼり大根の種まきを体験しました。
これはふるさと教育の一環として行われ、生産者の戸舘忠さんの協力の得て、収穫までの作業を体験するものです。
児童らは、戸舘さんの指導を受けながら、慣れない作業に戸惑いながらも、一粒一粒丁寧に種をまいていました。
松館しぼり大根は、同地区で古くから栽培されている大根で、独特の風味と強い辛みが特長です。農林水産省の「地理的表示(GI)保護制度」に本市で初めて登録されています。
更新日:2024年02月01日