ショプロン市の概要
ショプロン市はハンガリー西部、オーストリアとの国境の近くに位置しています。アルプスの麓にあり、時おり、アルプスから吹く風が冷たく感じられます。 交通の要衝であり、ローマ時代には通商の街として栄えました(ショプロン市を通る街道は「琥珀の道」と呼ばれていました)。
当時の名はスカルバンチア。ショプロン市にとって、最大の幸福であったのは、オスマン=トルコの侵略を逃れたことです。ハンガリーの国土のほとんどが、トルコ軍の侵略によって荒らされ壊滅的打撃を受けた中、ショプロン市には中世の町並みが非常によく残っており、後のバロック様式の建物と見事に調和し、西ハンガリー随一の観光地となっています。
また、現代史においては、東西統合の気運を高めた「ヨーロッパ・ピクニック計画」の舞台になるなど、歴史上、重要な役割を果たした街でもあります。音楽の都ウィーンへは1時間ほど(距離60キロメートル)で行くことができます。

ショプロン市章
概要
国名 | ハンガリー(HUNGARY) |
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人種 | マジャール人(89.9%) |
言語 | マジャール語(ハンガリー語) |
行政区 | ジョール-モション-ショプロン県(GYOR-MOSON-SOPRON MEGYEI) |
都市名 | ショプロン市(Megyei Jogu Varos Sopron 日本では政令指定都市) |
人口 | 60,755人(2011年) |
面積 | 169平方キロメートル |
伝統産業 | 繊維工業、木材加工業、ぶどう酒製造業、観光産業 |
政治 |
市長 ファルカシュ・ツィプリアン |
議会 | 定数17名 |
政党別内訳 | フィデス=キリスト教民主人民党(FIDESZ-KDNP) ヨッビク(JOBBIK) ハンガリー社会党(MSZP) 政治の新しい形(LMP) |
更新日:2024年02月01日