ショプロン市の市章

更新日:2024年02月01日

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ショプロン市の市章の画像

底がとんがった赤い盾型の紋章。銀色の十字架で区切られた「SOPRON CIVITAS FIDELISSIMA」という円環文字の中に、5つのゴシック様式の窓と3つの尖塔を持つ中世の城塞を配す。その城塞からは3本の塔がそびえる。盾の上部の両極には、右に王冠を戴いた女性の頭が、左に金色の顎髭をたくわえた男性の顔が金色に描かれ、双方とも背景は栄光の光に包まれている。盾の下には月桂樹の枝が描かれている。

歴史的には、1990年にショプロン市は正式に市章の改新を行い、現在に至っています。

ショプロン市のこの市章は、13世紀頃、まだ3つの地区に分かれていたこの地方が統一された時、当時のハンガリー国王(ラースロー4世)から忠誠の恩賞として、国王直轄の自由都市の権利とともに授かったことに由来するとされています。自由都市となって封建諸侯から解放された街は産業の目覚ましい発展を見せました。

その後も、1340年に「紋章の近代化」において円環文字が修正されましたが、紋章の本質に触れるものとはなりませんでした。

市章のモチーフについては、専門家であると否にかかわらず多くの人々が説明を試みていますが、結局は、城壁で守られた要塞の性格を持つ街を表しているとされています。要塞の壁は正当な自主防衛のシンボルです。

「SOPRON CIVITAS FIDELISSIMA」という円環文字は「ショプロンは最も忠誠な都市である」という意味です。1921年に行われた住民投票の結果を記念して、市がその忠誠の証として勝ち取ったものです(第1次世界大戦後、敗戦国であるハンガリーの領土が縮小されたが、ショプロンは住民投票において、ハンガリーに帰属することを選びました)。

両極の2人の顔も、ショプロンの市章を非常に希有なものとしています。それは、天国でイエスと並んで戴冠され、ショプロンを城塞の上から見守っている幸福の女神(女王)を表しているのです。 月桂樹は平和を象徴しています。

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