お財布にもやさしい 医療のかかり方
下記のような医薬品などを選択することで、皆様の薬代の負担が軽くなるだけでなく、保険者(市)が支払う保険給付費が抑えられることから、結果として保険税の引上げ抑制につながることが期待されます。
人によって効き目や副作用が異なる場合があります。また、治療内容や体質によっては、選択できない場合もありますので、かかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。
ジェネリック医薬品とは
ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、先に開発された薬(先発医薬品)の特許が切れた後に販売される、先発医薬品と同じ品質・有効性・安全性をもつ医薬品のことです。開発コストが抑えられるため、先発医薬品に比べかなり価格が安くなっています。
また、令和6年10月からは、ジェネリック医薬品が存在していても、使用感や味を理由に先発医薬品の処方を希望される場合は、特別の料金が発生しています。
特別の料金とは
先発医薬品とジェネリック医薬品の価格差の4分の1相当の特別の料金が発生しています。
例えば、先発医薬品の価格が1錠100円、後発医薬品の価格が1錠60円の場合、差額40円の4分の1である10円を通常の患者負担に追加で支払わなければなりません。(医療上の必要がある場合は、発生しません。)
バイオ後続品(バイオシミラー)とは
インスリン(糖尿病治療薬)やリツキシマブ(抗がん剤)など、遺伝子組み換え技術や細胞培養技術などを応用して、生物が持つたんぱく質(ホルモン、酵素、抗体など)を作る力を利用し、製造される医薬品をバイオ医薬品と呼びます。
そのバイオ医薬品の特許期間・再審査期間満了後に、同等性や同質性を確認したうえで販売される医薬品をバイオ後続品と呼びます。
バイオ後続品は、原則として特許が切れたバイオ医薬品の70パーセントの価格であるため、医療費の負担軽減の可能性があります。
リフィル処方箋とは
リフィル処方箋とは、長期間お薬を使っており症状が安定している場合に、病院に行かなくても同じ薬を薬局で受け取ることができる処方箋のことです。ただし、投薬量に限度が決められている医薬品や湿布薬など、リフィル処方箋の対象とならない薬もあります。
受診回数を減らすことで、医療費の節約となるため、希望する方はかかりつけ医に相談してください。
セルフメディケーション
セルフメディケーションとは、世界保健機関(WHO)において、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義されています。
例えば、適度な運動・十分な睡眠・バランスの取れた食事を心がけること、健康診断を受けること、OTC医薬品(薬局やドラックストアで処方箋なしで購入できる医薬品)の活用です。
日々の積み重ねが健康の維持と生活習慣病の予防や改善につながります。
セルフメディケーション税制
健康の保持増進及び疾病の予防として一定の取組を行っている人が、年中に自己又は自己と生計を一にする配偶者その他の親族のために12,000円を超える対象医薬品を購入した場合には、「セルフメディケーション税制」を受けることができます。
この控除を受ける場合には、通常の医療費控除を受けることができませんので、ご留意ください。
詳しくは、下記をご確認ください。





更新日:2024年02月01日