概要と開催状況
概要
春の彼岸に祖先の霊を迎え送り、祖霊を慰める行事が、オジナオバナである。
小豆沢のオジナオバナは、彼岸の入り、中日、シメ(終り)彼岸と三回にわたり行われる。
場所は墓地、田圃などであるが、シメ彼岸の日は五の宮嶽の中腹の薬師神社の嶺づたいに、平年は12か所、閏年は13か所に火を灯す。上の方から陰暦で1月、2月と数え、その月の火の燃え方で天候の善し悪しや作物の豊凶を占う予兆とした。
当日、藁や粟幹、豆幹などを背負って山へ行き、燃えやすいように準備し、彼岸団子を食べながら日暮れを待ち、合図によって一斉に火を付ける。
その火の燃える間「オ爺ナ、オ婆ナ、明かりの宵に、だんご背負って、行っとらえ、行っとらえ」と唱え、カシビ(葡萄の皮を縒って松明状にしたもの)の明かりで足下を照らしながら下山する時にも同様に唱えられる。
開催状況(中止)
開催日:令和6年3月24日(日曜日)
開催時間:午後7時から
開催場所:小豆沢地区
更新日:2024年03月08日