秋田犬
読み:あきたいぬ
秋田犬

国指定天然記念物
- 指定日:昭和6年7月31日
- 所在地:県北地方
- 管理者:秋田県
秋田犬は、北方系日本犬の最大種で、肩高約70センチメートル、体重約50キログラムにも達する大型犬である。
耳はやや小さく直立、太い首筋に大きな頭、前胸が発達して腹は適度にしまり、四肢は太く力強く、尾は太く巻く等の特徴をもつ。毛色は白・黒・ごま・虎・斑がある。
体格たくましく堂々たる風格があり、また、温和で持久力に富み、馴致性に優れていて、古来より猟犬・番犬として飼育され、多くの名犬が出現した。中でも下草木の左多六伝説のシロ(老犬さま)や忠犬ハチ公の話は有名で、飼い主に従順で忠実な秋田犬の姿は、多くの人々に深い感銘を与えた。なお、ハチ公の母犬は下草木の産であるともいわれる(『鹿角のあゆみ』より)。
鹿角市、大館市が飼育の中心であるが、近年は全国的に愛好者が増えてきている。
更新日:2024年12月06日