杉
読み:すぎ
杉1本
うっそうとした杉並木の大円寺参道の中ほどに立つ老樹で、樹高約40メートル、目通り幹囲約9メートル、推定樹齢500~600年(2000年との伝承もある)、ひときわ高くそびえたつ樹容は、堂々としていて、品格優れ、まさに県内第一級の老巨杉である。
寛永20年(1643)に大円寺が毛馬内氏4代範氏とともに毛馬内から移ってくる以前からここにあった巨木で、人々は「寺の門杉」と称して大事にしてきた。その名のように参道をはさんでもう一本あったが、江戸時代の中頃大洪水のため流失したと伝えられる。
そばに、俳人で郷土史家でもあった浅井小魚の句碑が建っている。
秋立つや 大樹の梢 おのずから 小魚
更新日:2024年12月06日