シダレカツラ ※八幡平地区

更新日:2024年12月06日

ページID : 12462

読み:しだれかつら ※八幡平地区

シダレカツラ1本 ※八幡平地区

1本のシダレカツラの写真
市指定天然記念物
  • 指定日:昭和52年2月4日
  • 所在地:八幡平
  • 所有者:個人

シダレカツラは、突然変異によって出現したカツラの一変種で、すべて雄株であり、株数も少なく珍重すべきものといえる。約350年前、早池 峰山麓の山林で発見され、乙部村(現盛岡市)の瀧源寺に移植されたものが元木となって各地に植えられた。この元木は天保6年(1835)に伐採されたが、切株から生じたひこばえが生長し、現在、国の天然記念物に指定されている。

このシダレカツラは、明治27・28年頃(1894・95)長内の根本五郎が岩手県八幡平市石神から移したもので、鹿角に入ってきた最初の木であり、これから分株したものが市内数ヵ所に栽植されている。

樹高約19メートル、目通り幹囲約2.4メートル、樹齢も110年を越えるが、庭園内の他の樹木に樹勢を阻害されているのは惜しい。

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