唐傘松(アカ松)
読み:からかさまつ(あかまつ)
唐傘松(アカ松)1本
国道282号線を湯瀬から花輪へ向かって800メートル程のところにアカマツの大木がある。枝の広がりが東西約20メートル、南北約19メートルと、ほぼ円形で、傘を広げたような形から「唐傘松」と呼ばれるようになり、その景観は湯瀬名勝の一つになっている。
幹の高さ4メートル程のところから上は、短い間隔で太い枝分かれがあり、次々と細かく枝分かれしていくとともに曲がりくねりが伴って、全体としては見事なマンジュウ型になっている。付近のアカマツと比較して、明らかに特異な樹形であるが、成因についてはよくわかっていない。自然が作り上げたすばらしい芸術といえよう。
樹高約8.3メートル、目通り幹囲約3.5メートル、推定樹齢260年以上とされる。道路工事の影響で、樹勢の衰えが心配されたが、地元の人々の適切な管理によって勢いを盛り返してきている。
更新日:2024年12月04日