下川原トゲウオ生息地

更新日:2024年12月06日

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読み:したかわらとげうおせいそくち

下川原トゲウオ生息地

下川原トゲウオ生息地

市指定天然記念物
  • 指定日:昭和52年2月4日
  • 所在地:花輪字赤川
  • 所有者:下川原自治会
イバラトミヨ(メス)の写真

トゲウオ

トゲウオは、北日本に分布する5~6センチメートル程の小型の淡水魚で、水草を集めて巣をつくり、オスが卵や稚魚を守るという特異な習性をもっている。

鹿角で生息が認められるのはトゲウオ科トミヨ属のトミヨ淡水型で、背鰭の前部が8~12本の棘になっており、尻鰭の前に1本、胸鰭の下にも一対の棘がある。

以前は鹿角一円に広く生息し、「トゲジャツコ」と呼ばれ親しまれていたが、現在ではここ下川原生息地を含め、数ヵ所でしかみられなくなった。

この下川原トゲウオ生息地は、面積約280平方メートル、最大深度80センチメートル程の「く」の字形の細長い沼で、沼底が砂礫と軟泥であるため、多量の湧き水があり、全国的にも貴重な場所である。

沼及び周辺の植生は、ヨシが密集しているほか、ミゾソバ・ネコノメソウ・セキショウモ・セリ・クレソン・マコモ・ヤナギスブタなどであり、水面をウキクサが覆っている。

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