旧関善酒店主屋
読み:きゅうせきぜんしゅてんしゅおく
旧関善酒店主屋1棟

主屋正面外観
国登録有形文化財(建造物)
- 指定日:平成18年8月3日
- 所在地:花輪字上花輪85
- 所有者:特定非営利活動法人関善賑わい屋敷
関家は、安政3年(1856)に創業した造り酒屋で(昭和58年廃業)、当地域の政治・経済・文化の発展に寄与した旧家である。
旧関善酒店主屋は、花輪の中心地に位置する桁行14間(約24.8メートル)、梁間11間(約21メートル)の大規模な平入町家で、正面にこみせを設けている。上質な近代和風建築であり、特に吹き抜けの通り土間上部の架構は見事で、技術、規模、意匠ともに秀でている。
- 構造・形式 木造平屋一部2階建、鉄板葺、切妻造、建築面積590平方メートル
- 年代 明治38年(1905)
- こみせ : 軒から庇を長く出し、その下を通路にしたもの、県内では鹿角地域にのみ現存しており、かつては1キロメートルにわたってこみせが並んだといわれている。
特定非営利活動法人関善賑わい屋敷
平成14年(2002)9月9日法人設立、平成16年(2004)9月1日に旧関善酒店主屋を購入し、その活用と維持管理を行っている。
更新日:2024年12月10日