井上常鄰記諸御用留帳

更新日:2024年12月06日

ページID : 12404

読み:いのうえじょうりんきしょごようどめちょう

井上常鄰記諸御用留帳全1冊

井上常鄰記諸御用留帳の写真
市指定有形文化財(古文書) 
  • 指定日:昭和52年2月4日
  • 所在地:花輪              
  • 所有者:個人

江戸時代、公儀被仰出、御目付などからの諸命令や諸規則は、廻状で下達された。この廻状を控え記録しておくため、書き写したものが御用留である。

花輪通御給人井上良助家の記録のうち「嘉永三庚戌(1850)正月吉日 井上常鄰」という御用留帳は、天保9年(1838)から安政にかけての御用留である。この御用留には、江戸末期20数年間にわたる往復文書、願書、御沙汰書及び覚など多種多様な内容が集録されており、当時の切迫した盛岡藩内の財政事情がうかがえる資料の一つである。

  • 御沙汰書…天皇、将軍、他の上級者の指示や命令(ここでは盛岡藩からの指示や命令)
  • 覚…後々の記録のため書いておくこと

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