天戸森遺跡出土品
読み:てんともりいせきしゅつどひん
天戸森遺跡出土品705点

県指定有形文化財(考古資料)
- 指定日:令和5年3月24日
- 所在地:十和田大湯字万座13 (鹿角市出土文化財管理センター)
- 所在地:秋田市金足町鳰崎字後山52(秋田県立博物館)
- 所有者:鹿角市教育委員会

天戸森遺跡は、花輪第一中学校建設に先立って、昭和57年に発掘調査され、東北地方を代表する縄文時代中期中葉(約4,500年前)~後葉(4,900年前)の大規模な集落跡であることが判明している。
縄文時代中期中葉頃までは東北北部を中心に円筒土器文化が栄えており、この文化は中葉以降後退し、後葉には東北南部の大木式土器文化が浸透し、この影響を受けた土器がつくられていくことが知られている。
天戸森遺跡出土のこれらの土器は、円筒土器文化末期から次の土器文化へ移行する段階に位置付けられるもので、縄文時代中期中葉から末葉の土器編年を考える上で貴重な資料である。
更新日:2024年12月04日