鋒形石器(八幡平字根瀬出土)
読み:ほうけいせっき(はちまんたいあざねせしゅつど)
鋒形石器(八幡平字根瀬出土)1点

市指定有形文化財(考古資料)
- 指定日:平成10年4月15日
- 所在地:十和田大湯字万座13(鹿角市出土文化財管理センター)
- 所有者:鹿角市教育委員会
この鋒形石器は、鹿角市八幡平字根瀬より出土したものである。
この種の石器の発見数は少なく、現在は、岩手県二度成木沢遺跡(1点)、大館市上ノ山2遺跡(2点)及び本例の4例で、その出土地は東北地方北部に限定されている。
根瀬出土のこの石器は、出土状況がはっきりしないが、上ノ山2遺跡の例から縄文時代前期の祭祀に係る遺物と考えられる。
発見例が少ないこと、出土地が限定されること、祭祀に係る遺物である可能性が高いことから東北地方北部の縄文時代前期の精神文化を考える上で貴重な資料である。 (長さ:33.1センチメートル 重さ:1,400グラム 材質:緑色凝灰岩)
更新日:2024年12月06日