銅像阿弥陀如来立像
読み:どうぞうあみだにょらいりゅうぞう
銅像阿弥陀如来立像1躯

県指定有形文化財(彫刻)
- 指定日:平成2年3月20日
- 所在地:花輪字元村17
- 所有者:円福寺
この像には「正安三年(1301)辛丑三月日佛願」の刻印があり、穏やかな像で、鎌倉時代の基準作例として貴重なものであるといわれる。像は両手首を除き、一鋳であるが、頭部の白豪を欠き、両手先や木製台座は後に補修したものである。
顔は面長で、やや硬い感じがするが、現実的な尊容といわれ、衣文のひだも均整のとれた造りで、ひだの一部にごく微かに金色をとどめていることから、当初は鍍金により金色に輝いていたことを示している。 寺伝によれば、この像は錦木山観音寺にあったものといわれるが、どうして円福寺に伝来したのかは不明である。(像高48.2センチメートル)
更新日:2024年12月06日