銅造地蔵菩薩立像
読み:どうぞうじぞうぼさつりゅうぞう
銅造地蔵菩薩立像1躯

県指定有形文化財(彫刻)
- 指定日:平成24年3月23日
- 所在地:八幡平字大里40
- 所有者:大徳寺
この金銅仏は閻浮陀金阿弥陀仏といわれてきたが、現在は鍍金もはげ落ちて黒光りしている。頭をまるめ、袈裟様のものをまとい、静かに立っている姿の地蔵菩薩尊像である。右手を胸の前に置き、両手の親指と人差し指の間には宝珠をはさんでいる。
昭和7年「国宝指定願」が出されたが、一部に損傷があって指定されなかった。
この像は、大里の住吉寺(鹿角33番観音札所の第20番札所)の本尊であったともいわれるが、明治初年の廃仏毀釈によって火中に投じられたのを、大里の老名たちに拾われ、明治20年頃大徳寺に納められたという。
製作年代は平安時代中期とみられ、本市として極めて貴重な作品である。 (高さ25.5センチメートル、幅7.5センチメートル、重量4680グラム)
更新日:2024年12月06日