銅造地蔵菩薩立像

更新日:2024年12月06日

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読み:どうぞうじぞうぼさつりゅうぞう

銅造地蔵菩薩立像1躯

大徳寺金銅仏の写真
県指定有形文化財(彫刻)
  • 指定日:平成24年3月23日
  • 所在地:八幡平字大里40
  • 所有者:大徳寺

この金銅仏は閻浮陀金阿弥陀仏といわれてきたが、現在は鍍金もはげ落ちて黒光りしている。頭をまるめ、袈裟様のものをまとい、静かに立っている姿の地蔵菩薩尊像である。右手を胸の前に置き、両手の親指と人差し指の間には宝珠をはさんでいる。

昭和7年「国宝指定願」が出されたが、一部に損傷があって指定されなかった。

この像は、大里の住吉寺(鹿角33番観音札所の第20番札所)の本尊であったともいわれるが、明治初年の廃仏毀釈によって火中に投じられたのを、大里の老名たちに拾われ、明治20年頃大徳寺に納められたという。

製作年代は平安時代中期とみられ、本市として極めて貴重な作品である。 (高さ25.5センチメートル、幅7.5センチメートル、重量4680グラム)

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