又鬼用具(アマブタ)

更新日:2024年12月06日

ページID : 12448

読み:またぎようぐ(あまぶた)

又鬼用具1点(アマブタ)

又鬼用具アマブタの写真
市指定有形民俗文化財
  • 指定日:昭和52年2月4日
  • 所在地:十和田大湯       
  • 所有者:個人   

又鬼が狩猟する時は、又鬼頭を中心に又鬼組をつくった。大湯又鬼は7人組であったという。

猟山の生活では山詞(又鬼が使う忌み言葉)を使用したほか、いろいろな作法や忌みがあった。服装は麻の雪バカマ、木綿のモモヒキなど比較的薄着であった。

アマブタは、又鬼衣装の一つで、狩猟の時の編み笠である。冬季間に寒気や風雪を防ぐために用いられた又鬼帽子で、雪山に欠かせない携行用具であった。天気の良い日には二つ折りにして背負った。

このアマブタの材料はミゴやマダ(シナノキ)皮で、内側には布、海藻が用いられ、江戸時代末期の頃のものといわれている。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 生涯学習課 文化財振興班

〒018-5292 秋田県鹿角市花輪字荒田4番地1
電話:0186-30-0294 ファックス:0186-30-1140
お問い合わせはこちらから