火事装束

更新日:2024年12月06日

ページID : 12451

読み:かじしょうぞく

火事装束4点1組

火事装束の写真
市指定有形民俗文化財
  • 指定日:昭和49年3月19日
  • 所在地:花輪字荒田4-1
  • 所有者:鹿角市教育委員会

この火事装束は、小田島家3代目小田島徳兵衛が着用したもので、江戸時代後期のものといわれ、羽織、胸当、火の粉除け垂れ、兜からなる。なお、羽織、胸当、垂れは厚手の羅紗地、ビロードで、同色である。

羽織は、乗馬する関係から背割羽織で、背の中心に家紋をつけるほか、金糸による精巧な波と兎の刺繍が施されている。胸当の中央には家紋のほか葡萄の刺繍、垂れには4ヶ所に家紋、金糸、銀糸による竜の刺繍がある。

兜は、和紙を漆で固めて作られており、頂点から線を流しその間に小さな突起でアクセントをつけ、前立てには真鍮の家紋をつけ、火の粉除けの垂れをつけている。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 生涯学習課 文化財振興班

〒018-5292 秋田県鹿角市花輪字荒田4番地1
電話:0186-30-0294 ファックス:0186-30-1140
お問い合わせはこちらから