葦名神社の絵馬

更新日:2024年12月06日

ページID : 12452

読み:あしなじんじゃのえま

葦名神社の絵馬133点(付棟札5点)

安政4年に奉納された「千匹馬」の写真

安政4年に奉納された「千匹馬」

市指定有形民俗文化財
  • 指定日:昭和49年3月19日
  • 所在地:十和田山根字堂ノ上34
  • 所有者:葦名神社

馬産の盛んな頃、葦名神社(芦名沢観音堂)には、馬の安産や安全を祈願、奉謝した絵馬が数多く奉納された。

奉納された絵馬には、馬のほか、牛、武者絵などがあり、164センチメートル×200センチメートルの大絵馬から25センチメートル×35センチメートルの小絵馬まで133点にものぼり、これほどの量が一堂にあるのは県内でも稀である。

絵師については、田中北嶺などの著名な画家も腕をふるっているが、ほとんどが名もない絵馬師や素人の手によるもので、稚拙な作が多いが、それだけにひたむきな信仰心があらわれている。 一番古い絵馬は、元禄8年(1695)に長沢新之丞によって奉納されたもので、煤のため判然としないが金箔入りの目、細やかな鬣、靡く尾、力の入った脚など躍動感あふれる馬が墨で描かれている。また、安政4年(1857)の群馬の絵馬には華麗な千匹馬が描かれ、詣り馬ともいわれている。

元禄6年(1693)、延享3年(1746)、寛政11年(1799)、文化4年(1807)、天保13年(1842)の棟札があり、拝殿再建などの日時を明らかにしている。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 生涯学習課 文化財振興班

〒018-5292 秋田県鹿角市花輪字荒田4番地1
電話:0186-30-0294 ファックス:0186-30-1140
お問い合わせはこちらから