百人一首献額

更新日:2024年12月06日

ページID : 12454

読み:ひゃくにんいっしゅけんがく

百人一首献額20枚

百人一首献額の写真
市指定有形民俗文化財
  • 指定日:昭和52年2月4日
  • 所在地:十和田毛馬内字毛馬内沢32
  • 所有者:月山神社

月山神社拝殿の鴨居の上にめぐらされた小倉百人一首の献額は、安政3年(1856)に奉納された。この献額は、横6尺1寸5分(約1.86メートル)、縦3尺1寸(約0.94メートル)の焼き杉板を5つの枡割にして、天智天皇から順徳院まで百人の歌人とその和歌を描き、20枚で構成されている。

達者に書かれた絵は薄墨で丹念に細線が施され、胡粉や赤、青などの顔料で彩色されている。人物を描いたのは、献額者名に二度登場する伊勢屋与之助と思われる。

「所願成就皆令満足」と所願成就を願った献額者は104名で、その名は裏面に記載されている。それによると、ときの毛馬内通代官山本林左衛門、池田衛士をはじめ、毛馬内の武士、町人、村役の名前がみられる。ほかに小坂村、細越村、濁川村などの肝煎の名もあり、月山神社が江戸時代には毛馬内通の総鎮守として尊崇されていたことをあらわしている。

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