小平(こびら)遺跡
小平遺跡(こびら いせき)
遺跡番号 No.245
所在地 鹿角市花輪字下モ館、字元村、字小平 他
時代 縄文~中世
鹿角盆地の北を流れる米代川の右岸には、奥羽山脈からのびた舌状台地が多く発達しています。
そのうち小枝指・新斗米の2つの舌状台地に挟まれた標高152メートルの地点に小平遺跡があります。
小平遺跡の周辺には古代から中世にかけての遺跡が多く所在していて、北側の台地上に鳥野遺跡や源田平遺跡、小枝指館跡などがあります。南側の台地上には、新斗米館跡や高市向館跡があります。
昭和52年、53年と平成8年、10年に発掘調査が行われ、竪穴住居跡2軒、竪穴遺構4基、Tピット9基、堀状遺構1基、土坑2基、フラスコ状土坑3基、掘立柱建物跡1軒、柱穴状ピット8個、焼土遺構1基が検出されました。
遺物は、縄文時代後期の土器30点、土師器坏71点、鉄釘2点、須恵器1点、石器3点、陶磁器などが出土しています。
調査報告書
- 鹿角市文化財調査資料10
『小平遺跡発掘調査報告書』
1979年3月 鹿角市教育委員会 - 鹿角市文化財調査資料60
『小平遺跡(2) 農村総合整備モデル事業柴平地区多目的共同利用施設整備に伴う発掘調査報告書』
1997年3月 鹿角市教育委員会 - 鹿角市文化財調査資料65
『小平遺跡(3) 緊急地方道路整備工事に伴う発掘調査報告書』
1999年3月 鹿角市教育委員会
更新日:2024年02月01日