PFAS(有機フッ素化合物)について
国土交通省と環境省が共同で実施した「水道におけるPFOS及びPFOAに関する調査」のうち、水道事業及び水道用水供給事業の結果が、2024年11月29日に公表されましたので、鹿角市のPFASの検出状況についてお知らせします。
PFAS(有機フッ素化合物)とは
- 炭素とフッ素の結合をもつ有機化合物であり、その総称をPFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物)と呼んでいます。
- PFASの代表的なものとして、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)とPFOA(ペルフルオロオクタン酸)があります。
- PFOS及びPFOAは、揮発剤、消火剤、コーティング材等に用いられており、環境中では分解されにくく蓄積性が高い物質です。
- 現在、国内では製造、使用等が原則禁止されています。
PFOS及びPFOAの基準値
国では2020年4月1日より、水道水中のPFOS及びPFOAについて、国の水質管理目標設定項目(暫定目標値:PFOSとPFOAの合算で50ng/L以下)に設定している。
- 水質管理目標設定項目とは、水道水中での検出の可能性があるなど、水質管理上留意すべき項目です。将来にわたり水道水の安全性の確保などに万全を期する見地から目標値が設定されています。
- 50ng/Lは、体重50kgの人が、1日当たり2Lの水を一生涯にわたり摂取しても健康に対する有害な影響は表れないと考えられる値です。
- ngは10億分の1グラムになります。
鹿角市のPFOS及びPFOAの検出状況
採水時期 | 採水場所 | 検査結果 | 目標値 |
---|---|---|---|
2024年7月 | 米代川(原水) | <5ng | 50ng以下 |
花輪浄水場(ろ過後) | <5ng | 50ng以下 | |
2023年7月 | 米代川(原水) | <5ng | 50ng以下 |
花輪浄水場(ろ過後) | <5ng | 50ng以下 | |
2022年7月 | 米代川(原水) | <5ng | 50ng以下 |
花輪浄水場(ろ過後) | 6ng | 50ng以下 |
水質検査結果はこちらからご覧いただけます。
(「水質検査計画」ページ内の「水質検査計画に基づく水質検査結果」)
※鹿角市には、米代川(花輪浄水場付近)以外に3か所の水源がありますが、3か所とも上流に家屋・工場などからの排水のない場所であるため、PFOS及びPFOAの水質検査は行っておりません。
PFOS、PFOAに関するQ&A集
環境省が「PFASに対する総合戦略検討専門家会議」の監修のもと作成した「PFOS、PFOAに関するQ&A集」をご参照ください。
更新日:2024年12月09日