旧鹿角郡公会堂

更新日:2024年02月01日

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旧鹿角郡公会堂の写真

旧鹿角郡公会堂 1棟

市指定有形文化財(建造物)

指定日 平成3年3月26日  
所在地 花輪字中花輪113
所有者 鹿角市教育委員会

 鹿角郡公会堂は、大正5年(1916)9月に大正天皇御大礼記念として新築された。木造平屋建、柾葺の、鹿角では珍しい洋風建築であった。床面積542平方メートル、300人収容のステージ付きホールの他3室があった。

 建物本体ホール部分の大屋根は半切妻、両端と中央玄関の突き出したところは急勾配の三角屋根で、下見板貼りの壁、上げ下げ窓など、洋風のデザインを凝らしている。また、中央玄関部分の柱頭には植物の葉か花が開いたような木彫模様が施されている。

 郡内文化の殿堂として、各種の行事や催し物会場として使用されてきたが、戦後は花輪公民館のホールとして地域の文化、教育活動の中心施設としてその役割を果たしてきた。その後、昭和57年からは、民俗資料1500点を展示、公開する資料室として利用された。平成28年度より改修工事を行い、平成29年11月より市歴史民俗資料館としてリニューアルオープンした。

 明治時代の洋風建造物を思わせる造りは、県内にも少なく、貴重なものである。

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